[フォートワース・インターナショナル2022/CSI4*-W Fort Worth ]
現地時間17日、フォートワース・インターナショナル2022(開催地:アメリカ/テキサス州フォートワース)の4日目に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2022-2023 北米リーグ 第6戦・フォートワース大会(標準障害飛越競技 238.2.2/160cm)にて、ダニエル・コイル(アイルランド)&レガシー号が優勝。2位にマクレーン・ウォード(アメリカ)&カラス号、3位にエリン・バラード(カナダ)&ガキア号が入った。
第1走行
出場29人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、4番のエリン・バラード(カナダ)&ガキア号。続いて8番、世界ランク13位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2017チャンピオンのマクレーン・ウォード(アメリカ)&カラス号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、クリアラウンドしたのは、11番のダニエル・コイル(アイルランド)&レガシー号のみとなり、ジャンプ・オフはトータル3人馬で争われることになった。なお、世界ランク20位のケント・ファリントン(アメリカ)、2004アテネ五輪個人金メダリスト、FEI世界馬術選手権大会1998個人金メダリストのロドリゴ・ペソア(ブラジル)は減点4に終わり、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、3人馬すべてがクリアラウンド。そのうち、一番時計の31.47秒をマークしたダニエル・コイル(アイルランド)&レガシー号が見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2022-2023 フォートワース大会を制し、優勝賞金65,200ドル(約894万円)を獲得した。
続いて、マクレーン・ウォード(アメリカ)&カラス号が減点0、32.60秒で2位、エリン・バラード(カナダ)&ガキア号が減点0、34.94秒で3位、第1走行を減点4でフィニッシュしたジェームス・アーキンス(オーストラリア)&ユーロスター1号が4位、同じく減点4だったハンター・ホロウェイ(アメリカ)&ペピタ・コン・スピタ号が走行タイム差で5位となった。
レガシー号はベルギー産のザンガーシャイド種(12歳牝馬)。2018年よりダニエル・コイル(アイルランド)とコンビを組み、同年にカナダのCSI2*、2019年にアメリカのCSI2*でグランプリ優勝、2021年にアメリカのCSI3*でグランプリ2勝、2022年にロイヤルホースショー2022(CSI5*-W Toronto)でFEIワールドカップ・トロント大会を制している。
PHOTO:©FEI
CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。