ジュリアン・エパイヤール(フランス)がFEIワールドカップ・マドリード大会を制覇/マドリード・ホースウィーク2021

FEIワールドカップ

[マドリード・ホースウィーク2021/CSI5*-W Madrid]

現地時間28日(日)、マドリード・ホースウィーク2021(開催地:スペイン/マドリード)最終日に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2021-2022 西ヨーロッパリーグ 第4戦・マドリード大会(標準障害飛越競技/160cm)にて、ジュリアン・エパイヤール(フランス)&ビラボング・デュ・ルーモア号が優勝。2位にデビッド・ウィル(ドイツ)&C ヴィアー2号、3位にデニス・リンチ(アイルランド)&GCチョッピンズ・ブシ号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場40人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、9番のダグラス・リンデロウ(スウェーデン)&カスコ・ブルー号。続いて26番、世界ランク14位のジュリアン・エパイヤール(フランス)&ビラボング・デュ・ルーモア号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク12位のマックス・クーナー(オーストリア)&EICコリオリ・デ・アイルス号、同ランク25位のデニス・リンチ(アイルランド)&GCチョッピンズ・ブシ号、27位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナルを過去3度制しているマーカス・アーニング(ドイツ)&スターゴールド号、28位のデビッド・ウィル(ドイツ)&C ヴィアー2号がクリアラウンド。トータル6人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、世界ランク2位のダニエル・ドイサー(ドイツ)、同ランク4位のマーティン・フックス(スイス)、8位のスティーヴ・ゲルダ(スイス)、11位のケビン・スタウト(フランス)は、いずれも減点4でのフィニッシュとなり、ジャンプ・オフ進出を逃している。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、2番目にスタートを切ったジュリアン・エパイヤール(フランス)&ビラボング・デュ・ルーモア号が41.24秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点4で走行を終えていたダグラス・リンデロウ(スウェーデン)&カスコ・ブルー号をかわして、首位に立つ。

3番目のデニス・リンチ(アイルランド)&GCチョッピンズ・ブシ号も減点0で続くが、タイムは42.87秒。4番目のマーカス・アーニング(ドイツ)&スターゴールド号、5番目のマックス・クーナー(オーストリア)&EICコリオリ・デ・アイルス号は1落下の減点4でエパイヤールには及ばない。そして、最終6番目のデビッド・ウィル(ドイツ)&C ヴィアー2号はクリアラウンドしたが、タイムは42.71秒でわずかに届かず。

以上の結果、ジュリアン・エパイヤール(フランス)&ビラボング・デュ・ルーモア号が見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2021-2022 マドリード大会を制し、優勝賞金53,790ユーロ(約688万円)を獲得した。また、西ヨーロッパリーグランキングでは、デニス・リンチ(アイルランド)が37ポイントで首位に浮上している。

PHOTO:©FEI