マーティン・フックス(スイス)がFEIワールドカップ・リヨン大会を制覇/ロンジン・エキタ・リヨン2021

FEIワールドカップ

[ロンジン・エキタ・リヨン2021/CSI5*-W Lyon]

現地時間29日、ロンジン・エキタ・リヨン2021(開催地:フランス/リヨン)最終日に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2021-2022 西ヨーロッパリーグ 第2戦・リヨン大会(標準障害飛越競技/160cm)にて、マーティン・フックス(スイス)&チャップリン号が優勝。2位にエドゥアルド・メネゼス(ブラジル)&H5チャガヌス号、3位にマックス・クーナー(オーストリア)&エレクトリック・ブルーP号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場40人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、1番のホセ・マリア・ラロッカ(アルゼンチン)&フィン・レンテ号。続いて、14番のホリー・スミス(イギリス)&デンヴァー号減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク2位のダニエル・ドイサー(ドイツ)&キラー・クイーンVDM号、同ランク3位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)&チャップリン号、6位で2012ロンドン五輪個人金メダリストのスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ビクトリオ・デ・フロターズ号など9人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル11人馬で争われることになった。

なお、世界ランク4位でLGCT2013・2014チャンピオンのスコット・ブラッシュ(イギリス)は減点17、同ランク5位でパンアメリカン競技大会2019個人・団体二冠のマルロン・モドロ・ザノテルリ(ブラジル)は減点4、8位のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)は失権、10位のジェローム・ゲリー(ベルギー)は減点1に終わり、いずれもジャンプ・オフに駒を進めることができなかった。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、4番目にスタートを切ったエドゥアルド・メネゼス(ブラジル)&H5チャガヌス号が35.14秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点4で走行を終えていたホリー・スミス(イギリス)&デンヴァー号をかわして、首位に立つ。

5番目のケビン・ヨーケムス(オランダ)&ターボZ号、6番目のデニス・リンチ(アイルランド)&クリステッロ号、7番目のダニエル・ドイサー(ドイツ)&キラー・クイーンVDM号はいずれもクリアラウンドを逃して敗退。さらに、8番目のマックス・クーナー(オーストリア)&エレクトリック・ブルーP号は減点0でフィニッシュしたが、タイムは35.87秒でメネゼスには届かない。

しかし、9番目のマーティン・フックス(スイス)&チャップリン号が34.50秒でクリアラウンド。一番時計を0.64秒更新して首位に躍り出ると、10番目のスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ビクトリオ・デ・フロターズ号は減点8、最終11番目のエドワード・レヴィ(フランス)&レベッカLS号は減点4でフィニッシュ。

以上の結果、マーティン・フックス(スイス)&チャップリン号が見事にFEIジャンピング・ワールドカップ201-2020 リヨン大会を制し、優勝賞金75,000ユーロ(約991万円)を獲得した。

PHOTO:©FEI