[ライブオーク・インターナショナル2022/CSI3*-W Ocala]
現地時間6日、ライブオーク・インターナショナル2022(開催地:アメリカ/フロリダ州オカラ)の期間中に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2021-2022 北米リーグ 第8戦・オカラ大会(標準障害飛越競技/160cm)にて、ベルトラム・アレン(アイルランド)&ハーレイVDビショップ号が優勝。2位にダニエル・コイル(アイルランド)&レガシー号、3位にアンドレ・ティエメ(ドイツ)&DSPチャカリア号が入った。
[ハイライト動画]
第1走行
出場30人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、1番のクロエ・リード(アメリカ)&スーパー・シャトル号。続いて、3番のハイド・モファット(カナダ)&ギズボーンVDL号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。
その後、世界ランク7位のコナー・スワイル(アイルランド)&ヴィタル・チャンス・デ・ラ・ローク号、FEIヨーロッパ選手権2021個人金メダリストのアンドレ・ティエメ(ドイツ)&DSPチャカリア号、ベルトラム・アレン(アイルランド)&ハーレイVDビショップ号、クリステン・ヴァンダービーン(アメリカ)&ブル・ランズ・リゼン号、エイドリアン・スターンリット(アメリカ)&クリスタルライン号など9人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル11人馬で争われることになった。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、6人馬がクリアラウンド。そのうち、一番時計の37.67秒をマークしたベルトラム・アレン(アイルランド)&ハーレイVDビショップ号が見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2021-2022 オカラ大会を制し、優勝賞金71,346ドル(約820万円)を獲得した。
続いて、ダニエル・コイル(アイルランド)&レガシー号が減点0、38.03秒で2位、アンドレ・ティエメ(ドイツ)&DSPチャカリア号が減点0、39.01秒で3位、コナー・スワイル(アイルランド)&ヴィタル・チャンス・デ・ラ・ローク号が減点0、39.14秒で4位、ウィル・シンプソン(アメリカ)&チャコP号が減点0、39.45秒で5位に入った。
ハーレイVDビショップ号はベルギー産のベルジャンウォームブラッド種(15歳牡馬)。2018年に二コラ・フィリッパーツ(ベルギー)とのコンビで、ロンジン・グローバル・チャンピオンズツアー2018 カスカイス大会(CSI5*GCT Cascais Estoril)のグランプリ優勝。FEIジャンピング・ネーションズカップ・ファイナル2018では、ベルギーチームのメンバーとして優勝に貢献した。同年10月よりベルトラム・アレン(アイルランド)とコンビを組み、2019年にクノック・ヒピック2019(CSI5*Knokke)でグランプリ3位という成績を残している。
PHOTO:©FEI
CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。