ケント・ファリントン(アメリカ)がFEIワールドカップ・レキシントン大会を制覇/レキシントン・ナショナルホースショー2021

FEIワールドカップ

[レキシントン・ナショナルホースショー2021/CSI4*-W Lexington]

現地時間6日、レキシントン・ナショナルホースショー2021(開催地:アメリカ/ケンタッキー州レキシントン)の期間中に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2021-2022 北米リーグ 第4戦・レキシントン大会(標準障害飛越競技/160cm)にて、ケント・ファリントン(アメリカ)&ガゼル号が優勝。2位にマクレーン・ウォード(アメリカ)&コンタジオス号、3位にダニエル・ブルマン(イスラエル)&ラドリアーノZ号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場35人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、7番のマーク・ブルマン(コロンビア)&エル・コンデ号。続いて、アーロン・ベイル(アメリカ)&エルーシヴ号減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク7位のケント・ファリントン(アメリカ)&ガゼル号、同ランク14位のマクレーン・ウォード(アメリカ)&コンタジオス号、ダニエル・ブルマン(イスラエル)&ラドリアーノZ号、ティファニー・フォスター(カナダ)&フィゴール号、ポール・オシェア(アイルランド)&スカラ・グレンズ・マチュピチュ号、マージー・ゴールドスタイン・アングル(アメリカ)&ディカス号、ナタリー・ディーン(アメリカ)&チャンス・ステ・エルメル号の7人馬がクリアラウンド。トータル9人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、世界ランク21位のシェーン・スウィートナム(アイルランド)は減点8、2004アテネ五輪個人金メダリストで過去にFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル3連覇を達成しているロドリゴ・ペソア(ブラジル)は減点4でのフィニッシュとなり、ジャンプ・オフ進出を逃している。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、6番目のマクレーン・ウォード(アメリカ)&コンタジオス号が減点4、32.60秒でフィニッシュ。先に減点4で走行を終えていたダニエル・ブルマン(イスラエル)&ラドリアーノZ号、アーロン・ベイル(アメリカ)&エルーシヴ号、ナタリー・ディーン(アメリカ)&チャンス・ステ・エルメル号らのタイムを上回り、首位に立つ。

7番目のティファニー・フォスター(カナダ)&フィゴール号も減点4で続くが、タイムは33.17秒で一番時計を更新することはできない。しかし、8番目のケント・ファリントン(アメリカ)&ガゼル号が35.96秒でクリアラウンド。ウォードをかわして首位に躍り出ると、最終9番目のマージー・ゴールドスタイン・アングル(アメリカ)&ディカス号は減点4でフィニッシュ。

以上の結果、ケント・ファリントン(アメリカ)&ガゼル号が見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2021-2022 レキシントン大会を制し、優勝賞金70,389ドル(約798万円)を獲得。なお、北米リーグランキングは、ティファニー・フォスター(カナダ)が首位に浮上している。

PHOTO:©FEI