[シュトゥットガルト・ジャーマンマスターズ2019/CSI5*-W Stuttgart]
現地時間17日、シュトゥットガルト・ジャーマンマスターズ2019(開催地:ドイツ/シュトゥットガルト)の期間中に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2019-2020 西ヨーロッパリーグ 第5戦・シュトゥットガルト大会(標準障害飛越競技/165cm)にて、ピーター・デボス(ベルギー)&アパート号が優勝。2位にはスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ヴェナード・デ・セリシー号、3位にはスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・セナター号が入った。
[ハイライト動画]
第1走行
出場39人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、4番のリチャード・ハウリー(アイルランド)&チヌーク号。続いて、12番のマーカス・ベールバウム(ドイツ)&パイカー・ダイロン号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。
その後、世界ランク1位で2012ロンドン五輪個人金メダリストのスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ヴェナード・デ・セリシー号、同ランク3位のダニエル・ドイサー(ドイツ)&キラー・クイーンVDM号、同ランク6位のピーター・デボス(ベルギー)&アパート号、LGCT2013・2014のチャンピオンのスコット・ブラッシュ(イギリス)&&ハロー・セナター号など9人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル11人馬で争われることになった。
なお、世界ランク2位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)は減点4、同ランク4位でLGCT2017・2018チャンピオンのベン・マー(イギリス)は減点9、同ランク9位のクリスチャン・アールマン(ドイツ)は減点5、FEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナルを過去3度制しているマーカス・アーニング(ドイツ)は減点8、LGCT2015チャンピオンのルシアナ・ディニス(ポルトガル)は減点1で走行を終え、いずれもジャンプ・オフ進出を逃した。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、3番目にスタートを切ったスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ヴェナード・デ・セリシー号が第1走行に続いてクリアラウンド。45.87秒の好タイムをマークし、首位に立つ。
続いて、4番目のスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・セナター号、6番目のピウス・シュヴァイツァー(スイス)&コートニー・コックス号もクリアラウンドしたが、タイムはブラッシュが46.05秒、シュヴァイツァーが46.25秒とわずかに届かない。しかし、7番目のピーター・デボス(ベルギー)&アパート号が45.35秒でクリアラウンド。一番時計を3秒以上更新する快走を披露し、首位に躍り出る。
そして、後続の4人馬、8番目のケビン・スタウト(フランス)&ヴァイキング・ドゥラ・ルースリー号、9番目のルドガー・ベールバウム(ドイツ)&クール・フィーリング号、10番目のフィリップ・ワイスハウプト(ドイツ)&チェ・ファンタジスタ号、最終11番目のダニエル・ドイサー(ドイツ)&キラー・クイーンVDM号はいずれも減点4でフィニッシュ。
以上の結果、ピーター・デボス(ベルギー)&アパート号が見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2019-2020 シュツットガルト大会2連覇を達成し、80,000ユーロ(約960万円)相当のメルセデス・ベンツを獲得した。
PHOTO:©FEI