[ロンジン・エキタ・リヨン2019/CSI5*-W Lyon]
現地時間3日、ロンジン・エキタ・リヨン2019(開催地:フランス/リヨン)の期間中に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2019-2020 西ヨーロッパリーグ 第3戦・リヨン大会(標準障害飛越競技/160cm)にて、マーティン・フックス(スイス)&クルーニー51号が優勝。2位にはジェシカ・スプリングスティーン(アメリカ)&RMFゼシリー号、3位にはピーター・デボス(ベルギー)&クライレZ号が入った。
[ハイライト動画]
第1走行
出場40人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、5番のレネ・ロペス・リザラゾ(コロンビア)&ツウィグ・ドゥ・ヴェイロン号。続いて、9番のオリヴィエ・ペロー(フランス)&GLイベンツ・ヴェニツィア・ダギリー号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。
その後、世界ランク1位で2012ロンドン五輪個人金メダリストのスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ヴェナード・デ・セリシー号、同ランク2位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)&クルーニー51号、同ランク6位のピーター・デボス(ベルギー)&クライレZ号など11人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル13人馬で争われることになった。
なお、世界ランク3位のダニエル・ドイサー(ドイツ)は減点4、同ランク9位のクリスチャン・アールマン(ドイツ)は減点18で敗退。2016リオデジャネイロ五輪団体金メダリストのケビン・スタウト(フランス)、FEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナルを過去3度制しているマーカス・アーニング(ドイツ)もそれぞれ減点4で走行を終え、ジャンプ・オフ進出を逃した。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、3番目にスタートを切ったジェシカ・スプリングスティーン(アメリカ)&RMFゼシリー号が41.85秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点4で走行を終えていた2人馬をかわして、首位に立つ。
5番目のバート・ブレス(オランダ)&イスラエル VD デンネホーヴ号、6番目のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&トヴェクス・マリー・ロウ号も減点0でフィニッシュするが、いずれもスプリングスティーンのタイムを上回ることはできない。しかし、9番目のマーティン・フックス(スイス)&クルーニー51号が41.27秒でクリアラウンド。一番時計をわずか0.58秒だけ更新し、堂々首位に躍り出る。
そして、10番目のスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ヴェナード・デ・セリシー号は1落下の減点4で脱落。さらに、11番目のエマヌエーレ・ガウディアーノ(イタリア)&シャロウ号、12番目のピーター・デボス(ベルギー)&クライレZ号、最終13番目のジュリアン・エパイヤール(フランス)&クイーレッタ号もクリアラウンドをきめたが、タイムはデボスのマークした41.95秒が最高で3位止まり。
以上の結果、マーティン・フックス(スイス)&クルーニー51号が見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2019-2020 リヨン大会2連覇を達成。優勝賞金75,000ユーロ(約897万円)を獲得すると共に、西ヨーロッパリーグランキング首位浮上をはたした。
PHOTO:Longines media center