[ロンドン・インターナショナルホースショー2019/CSI5*-W London]
現地時間21日、ロンドン・インターナショナルホースショー2019(開催地:イギリス/ロンドン)の期間中に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2019-2020 西ヨーロッパリーグ 第8戦・ロンドン大会(標準障害飛越競技/160cm)にて、マーティン・フックス(スイス)&ザ・シンナー号が優勝。2位にはマックス・クーナー(オーストリア)&エレクトリック・ブルーP号、3位にはニール・ブリンシール(ベルギー)&デラックス・ヴァンT&L号が入った。
[ハイライト動画]
第1走行
出場38人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、8番のホリー・スミス(イギリス)&ハーツ・デスティニー号。続いて21番、世界ランク2位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)&ザ・シンナー号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。
その後、FEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナルを過去3度制しているマーカス・アーニング(ドイツ)&コルナードNRW号、LGCT2013・2014チャンピオンのスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ジェファーソン号、マックス・クーナー(オーストリア)&エレクトリック・ブルーP号、ニール・ブリンシール(ベルギー)&デラックス・ヴァンT&L号の4人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル6人馬で争われることになった。
なお、世界ランク1位で2012ロンドン五輪個人金メダリストのスティーヴ・ゲルダ(スイス)、同ランク8位のダーラ・ケニー(アイルランド)、9位のクリスチャン・アールマン(ドイツ)は減点4、10位のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)は減点8、LGCT2018・2019チャンピオンのベン・マー(イギリス)は減点4で走行を終え、いずれもジャンプ・オフに駒を進めることはできなかった。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフ。トップバッターのホリー・スミス(イギリス)&ハーツ・デスティニー号は減点8でのフィニッシュとなったが、2番目のマーティン・フックス(スイス)&ザ・シンナー号が第1走行に続いてのクリアラウンド。31.99秒の好タイムを叩き出し、首位に立つ。
3番目のマックス・クーナー(オーストリア)&エレクトリック・ブルーP号もクリアラウンドをきめたが、タイムは33.83秒と一番時計を更新することはできず。4番目のマーカス・アーニング(ドイツ)&コルナードNRW号、5番目のスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ジェファーソン号はいずれも減点4でフックスには届かない。
さらに、最終6番目のニール・ブリンシール(ベルギー)&デラックス・ヴァンT&L号はクリアラウンドしたものの、タイムは34.64秒と大きく及ばず。以上の結果、マーティン・フックス(スイス)&ザ・シンナー号が見事に今シーズンのワールドカップ2勝目を上げ、優勝賞金42,500ユーロ(約517万円)を獲得。西ヨーロッパリーグランキングも4位に浮上した。なお、ランキング首位はピーター・デボス(ベルギー)がキープしている。
PHOTO:©FEI