[ジャンピング・インターナショナル・ボルドー2020/CSI5*-W Bordeaux]
現地時間8日、ジャンピング・インターナショナル・ボルドー2020(開催地:フランス/ボルドー)の期間中に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2019-2020 西ヨーロッパリーグ 第13戦・ボルドー大会(標準障害飛越競技/140-165cm)にて、スティーヴ・ゲルダ(スイス)&ビクトリオ・デ・フロターズ号が優勝。2位にはダニエル・ドイサー(ドイツ)&ジャスミンVDビショップ号、3位にはニルス・ブリュインセルス(ベルギー)&イルーシオナタ・ファント・メウレンホフ号が入った。
[ハイライト動画]
第1走行
出場38人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、2番のエミリオ・ビコッキ(イタリア)&エヴィータSGZ号。続く3番のロジェ・イブ・ボスト(フランス)&サングリア・デュ・コティー号も減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。
その後、世界ランク1位で2012ロンドン五輪個人金メダリストのスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ビクトリオ・デ・フロターズ号、同ランク3位のダニエル・ドイサー(ドイツ)&ジャスミンVDビショップ号、6位のピーター・デボス(ベルギー)&アパート号、LGCT2015チャンピオンのルシアナ・ディニス(ポルトガル)チャコ・ブルーⅡ号、ニルス・ブリュインセルス(ベルギー)&イルーシオナタ・ファント・メウレンホフ号など7人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル9人馬で争われることになった。
なお、世界ランク5位で2016リオデジャネイロ五輪個人銀メダリストのペダー・フレデリクソン(スウェーデン)は減点8、FEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナルを過去3度制しているマーカス・アーニング(ドイツ)は減点16、LGCT2013・2014チャンピオンのスコット・ブラッシュ(イギリス)は途中棄権で、それぞれジャンプ・オフ進出を逃した。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、6番目にスタートを切ったピーター・デボス(ベルギー)&アパート号が32.23秒でクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていたロジェ・イブ・ボスト(フランス)&サングリア・デュ・コティー号、ルシアナ・ディニス(ポルトガル)チャコ・ブルーⅡ号をかわして、首位に立つ。
しかし、7番目のスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ビクトリオ・デ・フロターズ号が30.82秒でクリアラウンド。一番時計を1.41秒更新して首位に躍り出ると、8番目のダニエル・ドイサー(ドイツ)&ジャスミンVDビショップ号、最終9番目のニルス・ブリュインセルス(ベルギー)&イルーシオナタ・ファント・メウレンホフ号もクリアラウンドしたが、タイムはドイサーが31.59秒、ブリュインセルスが31.71秒と及ばず。
以上の結果、スティーヴ・ゲルダ(スイス)&ビクトリオ・デ・フロターズ号が見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2019-2020 ボルドー大会を制し、優勝賞金92,400ユーロ(約1,110万円)を獲得。今シーズンのワールドカップ2勝目を上げ、西ヨーロッパリーグ首位の座をがっちり守った。
PHOTO:©FEI