[ワシントン・インターナショナルホースショー2019/CSI4*-W Washington]
現地時間26日、ワシントン・インターナショナルホースショー2019(開催地:アメリカ/ワシントンD.C.)の期間中に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2019-2020 北米東部リーグ 第3戦・ワシントン大会(標準障害飛越競技/160cm)にて、ローラ・クラウト(アメリカ)&フルーレット号が優勝。2位にはアンドリュー・ウェルズ(アメリカ)&プリモ・トロイ号、3位にはブリアン・グタール・マルトー(アメリカ)&ビバ・コロンビア号が入った。
[ハイライト動画]
第1走行
出場30人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、7番のアンドリュー・ウェルズ(アメリカ)&プリモ・トロイ号。その後、第1走行でクリアラウンドしたのは最終30番のローラ・クラウト(アメリカ)&フルーレット号のみとなり、ジャンプ・オフは2人馬の一騎打ちで争われることになった。
なお、世界ランク8位のケント・ファリントン(アメリカ)は減点4、同ランク9位のダーラ・ケニー(アイルランド)、第2戦・コロンバス大会を制したアレックス・グラント(アメリカ)は減点8で走行を終え、いずれもジャンプ・オフ進出を逃した。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、最初にスタートを切ったアンドリュー・ウェルズ(アメリカ)&プリモ・トロイ号が2つ目の障害で痛恨の反抗。さらに2つの落下があり、減点12でのフィニッシュとなる。
一方、これでぐっとプレッシャーが軽くなった最終2番目のローラ・クラウト(アメリカ)&フルーレット号は、4つ目のダブル障害で1つバーを落としたものの、それ以外のミスはなく、減点4でフィニッシュ。オリンピックと世界選手権それぞれで団体金メダルを手にしている53歳のレジェンドが見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2019-2020 ワシントン大会を制した。
この勝利により、クラウトは優勝賞金340,75ドル(約370万円)を獲得。今シーズンのワールドカップ初参戦ながら、北米東部リーグランキング5位につけた。なお、現在のランキング首位はビージー・マッデン(アメリカ)、2位はアンドリュー・ウェルズ(アメリカ)、3位はデヴィン・ライアン(アメリカ)、4位はブライアン・モーグル(アメリカ)、ローラ・クラウト(アメリカ)とダニエル・コイル(アメリカ)が5位タイに並んでいる。
PHOTO:©FEI