[ロイヤルホースショー2019/CSI4*-W Toronto]
現地時間9日、ロイヤルホースショー2019(開催地:カナダ/トロント)の期間中に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2019-2020 北米東部リーグ 第5戦・トロント大会(標準障害飛越競技/160cm)にて、ベルトラム・アレン(アイルランド)&GKキャスパー号、2位にはジョス・バルーイ(ベルギー)&イゴール号、3位にはブライアン・モーグル(アメリカ)&MTMヴィブレ・ル・レーヴ号が入った。
[ハイライト動画]
第1走行
出場22人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、10番のブライアン・モーグル(アメリカ)&MTMヴィブレ・ル・レーヴ号。続いて、世界ランク4位でLGCT2017・2018チャンピオンのベン・マー(イギリス)&ティク・タック号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。
その後、16番のジョス・バルーイ(ベルギー)&イゴール号、22番のベルトラム・アレン(アイルランド)&GKキャスパー号と、FEI U-25ランキング1位、2位につける若手トップライダー2人がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル4人馬で争われることになった。
なお、2008北京五輪個人金メダリストのエリック・ラマーズ(カナダ)、世界ランク10位のマクレーン・ウォード(アメリカ)、同ランク11位のケント・ファリントン(アメリカ)はいずれも減点4、世界ランク7位のビージー・マッデン(アメリカ)は減点8で走行を終え、ジャンプ・オフ進出を逃した。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターのブライアン・モーグル(アメリカ)&MTMヴィブレ・ル・レーヴ号が第1走行に続いてクリアラウンド。35.83秒の好タイムを叩き出す。2番目のベン・マー(イギリス)&ティク・タック号も減点0で続くが、タイムは36.32秒とモーグルには届かない。
しかし、3番目のジョス・バルーイ(ベルギー)&イゴール号が35.41秒でクリアラウンド。一番時計を0.42秒だけ上回り、首位に躍り出る。そして、いよいよ最終4番目のベルトラム・アレン(アイルランド)&GKキャスパー号がアリーナへ。
大きなプレッシャーがかかる中でスタートを切った人馬だったが、バルーイのタイムをさらに0.71秒更新する34.70秒でクリアラウンド。見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2019-2020 トロント大会を制し、優勝賞金69,300カナダドル(約565万円)を獲得した。
PHOTO:©FEI