[マドリード・ホースウィーク2018/CSI5*-W Madrid]
現地時間25日、マドリード・ホースウィーク2018(開催地:スペイン/マドリード)の期間中に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2018-2019 西ヨーロッパリーグ 第6戦・マドリード大会(標準障害飛越競技/160cm)にて、ダニエル・ドイサー(ドイツ)&トバゴZ号が優勝。2位にはスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ウリース・デ・フォレッツ号、3位にはイルマ・カールソン(スウェーデン)&イダ・ヴァン・デ・ビショップ号が入った。
[ハイライト動画]第1走行
出場40人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、3番のイルマ・カールソン(スウェーデン)&イダ・ヴァン・デ・ビショップ号。続いて、5番のフランソワ・マシー(ベルギー)&ウーノ・デ・ラ・ローク号が減点0でフィニッシュし、早々とジャンプ・オフが成立する。
その後、世界ランク2位で2012ロンドン五輪個人金メダリストのスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ウリース・デ・フォレッツ号、同ランク3位のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&トヴェクス・マリー・ロウ号、6位でFEIヨーロッパ選手権2017個人金メダリストのペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&H&MクリスチャンK号、7位のダニエル・ドイサー(ドイツ)&トバゴZ号、ニルス・ブリュインセルス(ベルギー)&デラックス・ヴァンT&L号、ピーター・デボス(ベルギー)&クライレZ号など8人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル10人馬で争われることになった。
なお、世界ランク4位のマーカス・アーニング(ドイツ)、2012ロンドン五輪団体銀メダリストのマイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)、マルク・ハウトザハー(オランダ)は減点4、2016リオデジャネイロ五輪団体金メダリストのケビン・スタウト(フランス)は減点8で走行を終え、ジャンプ・オフ進出を逃した。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターのイルマ・カールソン(スウェーデン)&イダ・ヴァン・デ・ビショップ号が第1走行に続いてクリアラウンド。48.28秒の好タイムをマークし、後続の人馬にプレッシャーをかける。
2番目のフランソワ・マシー(ベルギー)&ウーノ・デ・ラ・ローク号も減点0で続くが、タイムは49.48秒とカールソンには及ばない。しかし、5番目のダニエル・ドイサー(ドイツ)&トバゴZ号が46.73秒でクリアラウンド。一番時計を1.55秒更新する快走を披露し、堂々首位に躍り出る。
その後、6番目のニール・ブリンシール(ベルギー)&デラックス・ヴァンT&L号も減点0で走行を終えるが、タイムは48.42秒。7番目のピーター・デボス(ベルギー)&クライレZ号、8番目のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&トヴェクス・マリー・ロウ号はいずれも1落下の減点4。
さらに、9番目のスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ウリース・デ・フォレッツ号はクリアラウンドをきめたものの、タイムは47.12秒とわずかに届かず。そして、最終10番目のペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&H&MクリスチャンK号は減点16と良いところなくフィニッシュ。
以上の結果、ダニエル・ドイサー(ドイツ)&トバゴZ号が第3戦・ヴェローナ大会に次ぐ、今シーズンのワールドカップ2勝目を上げ、優勝賞金53,130ユーロ(約682万円)を獲得。西ヨーロッパリーグランキングでも3位に浮上した。
PHOTO:©FEI