[オリンピア・ロンドン・インターナショナルホースショー2018/CSI5*-W London]
現地時間22日、オリンピア・ロンドン・インターナショナルホースショー2018(開催地:イギリス/ロンドン)の期間中に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2018-2019 西ヨーロッパリーグ 第8戦・ロンドン大会(標準障害飛越競技/160cm)にて、ウィリアム・ウィテカー(イギリス)&ウタマロ・デカウシンズ号が優勝。2位にはカレル・コックス(ベルギー)&エバート号、3位にはローラ・クラウト(アメリカ)&ゼレモニー号が入った。
[ハイライト動画]第1走行
出場37人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、4番のジャニカ・スプレンジャー(スイス)&バカルディVDL号。続く5番のローラ・レンウィック(イギリス)&ビンタングⅡ号も減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。
その後、世界ランク4位のマーカス・アーニング(ドイツ)&プレット・ア・トゥート号、同ランク5位のペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&H&Mオール・イン号、6位のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&トヴェクス・マリー・ロウ号、7位のダニエル・ドイサー(ドイツ)&ジャスミンVDビショップ号、2008北京五輪団体金メダリストのローラ・クラウト(アメリカ)&ゼレモニー号、LGCT2011・2012チャンピオンのエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)&ヴィンチェスター号など、16人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフは18人馬で争われることになった。
なお、世界ランク2位で2012ロンドン五輪個人金メダリストのスティーヴ・ゲルダ(スイス)、同ランク8位で2018シーズンLGCTチャンピオンのベン・マー(イギリス)、2016リオデジャネイロ五輪団体金メダリストのケビン・スタウト(フランス)は減点8で走行を終え、いずれもジャンプ・オフ進出を逃した。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、7番目にスタートを切ったウィリアム・ウィテカー(イギリス)&ウタマロ・デカウシンズ号が37.02秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていたマリン・バーヤード・ジョンソン(スウェーデン)&H&Mインディアナ号のタイムを上回り、首位に立つ。
続く8番目のマイケル・ウィテカー(イギリス)&ヴァルミー・デ・ラ・ランデ号、9番目のカレル・コックス(ベルギー)&エバート号も減点0でフィニッシュするが、タイムはウィテカーが38.14秒、コックスが37.21秒で一番時計を更新することができない。
さらに、12番目のペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&H&Mオール・イン号、17番目のエドウィナ・トップス・アレクサンダー(オーストラリア)&ヴィンチェスター号、最終18番目のローラ・クラウト(アメリカ)&ゼレモニー号など5人馬がクリアラウンドをきめたが、タイムはクラウトのマークした37.70秒が最高で3位止まり。
以上の結果、ウィリアム・ウィテカー(イギリス)&ウタマロ・デカウシンズ号が見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2018-2019 ロンドン大会を制し、42,500ユーロ(約537万円)を獲得した。
PHOTO:©FEI