[ジャンピング・インターナショナル・ボルドー2019/CSI5*-W Bordeaux]
現地時間10日、ジャンピング・インターナショナル・ボルドー2019(開催地:フランス/ボルドー)の期間中に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2018-2019 西ヨーロッパリーグ 第13戦・ボルドー大会(標準障害飛越競技/165cm)にて、ダニエル・ドイサー(ドイツ)&トバゴZ号が優勝。2位にはグレゴリー・ワトヘルト(ベルギー)&アイアンマン・ファン・デ・パーデンボア号、3位にはエドゥアルド・アルバレス・アズナール(スペイン)&ロックフェラー・デ・プレヴィル・ボア・マルゴット号が入った。
[ハイライト動画]第1走行
出場39人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、3番のセリーヌ・スクーンブルート・ド・アゼベド(ベルギー)&チェペッタ号。続く4番のフランソワ・マシー・ジュニア(ベルギー)&ウーノ・デ・ラ・ローク号も減点0でフィニッシュし、早々とジャンプ・オフが成立する。
その後、世界ランク5位のダニエル・ドイサー(ドイツ)&トバゴZ号、グレゴリー・ワトヘルト(ベルギー)&アイアンマン・ファン・デ・パーデンボア号、エドゥアルド・アルバレス・アズナール(スペイン)&ロックフェラー・デ・プレヴィル・ボア・マルゴット号、マリー・ヴァルダー・ロンジェム(ノルウェー)&シ・ラ・ソル・デ・グリーンベイZ号の4人馬がクリアラウンド。トータル6人馬がジャンプ・オフに駒を進めた。
なお、世界ランク1位で2012ロンドン五輪個人金メダリストのスティーヴ・ゲルダ(スイス)は減点16、同ランク3位のマーカス・アーニング(ドイツ)は減点8、9位のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)は減点4でのフィニッシュとなり、いずれもジャンプ・オフ進出を逃した。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、4番目にスタートを切ったグレゴリー・ワトヘルト(ベルギー)&アイアンマン・ファン・デ・パーデンボア号が47.72秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていたフランソワ・マシー・ジュニア(ベルギー)&ウーノ・デ・ラ・ローク号のタイムを上回り、首位に立つ。
5番目のエドゥアルド・アルバレス・アズナール(スペイン)&ロックフェラー・デ・プレヴィル・ボア・マルゴット号も減点0で続くが、タイムは49.16秒とワトヘルトには及ばない。
しかし、最終6番目のダニエル・ドイサー(ドイツ)&トバゴZ号が46.37秒でクリアラウンド。一番時計を1.35秒更新する会心のパフォーマンスで見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2018-2019 ボルドー大会を制した。
この勝利により、ドイサーは優勝賞金59,400ユーロ(約728万円)を獲得。ヴェローナ大会、マドリード大会に続く今シーズンのワールドカップ3勝目を飾り、トータル99ポイントで西ヨーロッパリーグのチャンピオンに輝いた。
PHOTO:©FEI