ヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)がFEIワールドカップ・アムステルダム大会を制覇/ジャンピング・アムステルダム2019

FEIワールドカップ

[ジャンピング・アムステルダム2019/CSI5*-W Amsterdam]

現地時間27日、ジャンピング・アムステルダム2019(開催地:オランダ/アムステルダム)の期間中に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2018-2019 西ヨーロッパリーグ 第12戦・アムステルダム大会(標準障害飛越競技/160cm)にて、ヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&トヴェクス・マリー・ロウ号が優勝。2位にはピウス・シュヴァイツァー(スイス)&コルトニー・コックス号、3位にはダニエル・ドイサー(ドイツ)&トバゴZ号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場39人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、2番のロドリゴ・ギエステイラ・アルメイダ(ポルトガル)&GCチョッピンズ・ブシ号。続いて、9番のエリック・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&ウォンチキンド号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。

その後、世界ランク6位のダニエル・ドイサー(ドイツ)&トバゴZ号、同ランク8位のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&トヴェクス・マリー・ロウ号、2016リオデジャネイロ五輪団体金メダリストのケビン・スタウト(フランス)&フォー・ジョイ・ファント・ゾーグフリートHDC号、ピウス・シュヴァイツァー(スイス)&コルトニー・コックス号、ニールズ・ブリンシール(ベルギー)&ガンシア・デ・ミューズ号、マリン・バーヤード・ジョンソン(スウェーデン)&H&Mインディアナ号の6人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフは8人馬で争われることになった。

なお、世界ランク3位のマーカス・アーニング(ドイツ)、2012ロンドン五輪団体銀メダリストマルク・ハウトザハー(オランダ)とユル・フライリンク(オランダ)はいずれも減点4で走行を終え、惜しくもジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、6番目にスタートを切ったダニエル・ドイサー(ドイツ)&トバゴZ号が33.54秒の好タイムでクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていたケビン・スタウト(フランス)&フォー・ジョイ・ファント・ゾーグフリートHDC号、ニールズ・ブリンシール(ベルギー)&ガンシア・デ・ミューズ号らのタイムを上回り、首位に立つ。

しかし、続く7番目のピウス・シュヴァイツァー(スイス)&コルトニー・コックス号が33.34秒でクリアラウンド。ドイサーのタイムを0.2秒だけ上回り、今シーズンのワールドカップ初優勝に王手をかける。

そして、いよいよ最終8番目のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&トヴェクス・マリー・ロウ号がアリーナへ。スタートからアクセル全開で果敢に攻めた人馬は、実況アナウンサーも思わず唸る驚異的なターンを次々にきめながらコースを駆け抜け、クリアラウンド。33.01秒を叩き出し、見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2018-2019 アムステルダム大会を制した。

この勝利により、フォン・エッカーマンは優勝賞金49,995ユーロ(約613万円)を獲得。西ヨーロッパリーグランキングも7位浮上をはたした。

PHOTO:©FEI