[パームビーチ・マスターズシリーズ2019/CSI4*-W Wellington]
現地時間3日、パームビーチ・マスターズシリーズ2019(開催地:アメリカ/フロリダ州/ウェリントン)の期間中に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2018-2019 北米東部リーグ 第6戦・ウェリントン大会(標準障害飛越競技/140-165cm)にて、アレックス・グラント(アメリカ)&カールセンW号が優勝。2位にはマリオ・デスローリエ(カナダ)&バルドリーナ号、3位にはビート・マンドリ(スイス)&デスリー号が入った。
[ハイライト動画]第1走行
出場40人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、1番のコナー・スワイル(アイルランド)&GKココ・シャネル号。続いて、6番のトッド・ミンクス(アメリカ)&シャベンチノ号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。
その後、世界ランク7位でLGCT2018チャンピオンのベン・マー(イギリス)&コンコナ号、同ランク8位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2018を制したビージー・マッデン(アメリカ)&コーチ号、コルマック・ハンレイ(アイルランド)&カルテッロ号、アレックス・グラント(アメリカ)&カールセンW号、マリオ・デスローリエ(カナダ)&バルドリーナ号、デヴィン・ライアン(アメリカ)&エディー・ブルー号、ビート・マンドリ(スイス)&デスリー号がクリアラウンド。ジャンプ・オフは9人馬で争われることになった。
なお、世界ランク2位のマクレーン・ウォード(アメリカ)は減点4で走行を終え、惜しくもジャンプ・オフ進出を逃した。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、コナー・スワイル(アイルランド)&GKココ・シャネル号が第1走行に続いてのクリアラウンド。44.68秒の好タイムをマークして、後続の人馬にプレッシャーをかける。
しかし、4番目のアレックス・グラント(アメリカ)&カールセンW号がそのタイムを2秒近く縮める42.70秒でクリアラウンド。会心の走行で首位に躍り出ると、5番目のマリオ・デスローリエ(カナダ)&バルドリーナ号も減点0で続くが、タイムは43.48秒で一番時計には届かない。
さらに、6番目のデヴィン・ライアン(アメリカ)&エディー・ブルー号、7番目のビージー・マッデン(アメリカ)&コーチ号、8番目のベン・マー(イギリス)&コンコナ号はいずれも減点4フィニッシュ。最終9番目のビート・マンドリ(スイス)&デスリー号はクリアラウンドをきめたが、タイムは44.16秒で3位止まり。
以上の結果、アレックス・グラント(アメリカ)&カールセンW号が見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2018-2019 ウェリントン大会を制し、優勝賞金68,706ドル(約757万円)を獲得した。
PHOTO:©FEI