マクレーン・ウォード(アメリカ)がFEIワールドカップ・トロント大会を制覇。カレン・ポーリー(木下グループ)は6位入賞/ロイヤルホースショー2018

FEIワールドカップ

[ロイヤルホースショー2018/CSI4*-W Toronto]

現地時間11日、ロイヤルホースショー2018(開催地:カナダ/トロント)の期間中に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2018-2019 北米東部リーグ 第5戦・トロント大会(標準障害飛越競技/160cm)にて、マクレーン・ウォード(アメリカ)&HHジジズ・ガール号が優勝。2位にはデヴィン・ライアン(アメリカ)&エディー・ブルー号、3位にはアリ・ラムジー(カナダ)&ハーメリエンVDホーフーヘ号は入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場21人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、5番のアリ・ラムジー(カナダ)&ハーメリエンVDホーフーヘ号。続いて、16番のデヴィン・ライアン(アメリカ)&エディー・ブルー号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。

その後、世界ランキング5位のマクレーン・ウォード(アメリカ)&HHジジズ・ガール号、シャーン・ワードリー(ニュージーランド)&バルネッタ号、アマンダ・ダービーシャー(イギリス)&ルーレットBH号がクリアラウンド。トータル5人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、日本のカレン・ポーリー(木下グループ)は1落下の減点4でフィニッシュし、ジャンプ・オフ進出ならず。6位入賞で競技を終えた。また、北米東部リーグ第1戦を制したモリー・アッシュ・カウリー(アメリカ)は減点4、ケント・ファリントン(アメリカ)&クリーダンス号は減点8でいずれも第1走行で敗退となった。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターのアリ・ラムジー(カナダ)&ハーメリエンVDホーフーヘ号が第1走行に続いてクリアラウンド。34.62秒の好タイムをマークし、後続の人馬のプレッシャーをかける。

しかし、2番目のデヴィン・ライアン(アメリカ)&エディー・ブルー号がそのタイムを0.74秒上回る33.88秒でクリアラウンド。ラムジーをかわして首位に躍り出ると、3番目のシャーン・ワードリー(ニュージーランド)&バルネッタ号は1落下の減点4、4番目のアマンダ・ダービーシャー(イギリス)&ルーレットBH号は減点0でフィニッシュしたが、タイムは35.20秒とライアンには届かない。

そして、いよいよ最終5番目のマクレーン・ウォード(アメリカ)&HHジジズ・ガール号がアリーナへ。プレッシャーがかかる中でも落ち着き払った様子でスタートを切った人馬は、ロスのない巧みなコース取りで終始スムーズにコースを駆け抜け、クリアラウンド。一番時計の33.42秒を叩き出し、見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2018-2019 トロント大会を制した。

この勝利により、ウォードは優勝賞金67,650カナダドル(約583万円)を獲得。北米東部リーグランキングも首位・モリー・アッシュ・カウリー(アメリカ)、2位にはビージー・マッデン(アメリカ)に次ぐ、3位に浮上した。

PHOTO:©FEI