[HITSナショナル・サンシャインシリーズⅡ2018/CSI3*-W Thermal]
現地時間10日、HITSナショナル・サンシャインシリーズⅡ 2018(開催地:アメリカ/カリフォルニア州サーマル)の期間中に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2018-2019北米西部リーグ 第4戦・サーマル大会(標準障害飛越競技/140-160cm)にて、ナイエル・ナサール(エジプト)&ローダン号が優勝。2位にはイヴ・ジョブス(アメリカ)&ヴェニュー・ドフィー・デ・ハーゼルス号、3位にはリサ・カールセン(カナダ)&パレット号が入った。
[ハイライト動画]第1走行
出場37人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、18番のジョン・ピアース(カナダ)&ファイアストーンS号。続く19番のリサ・カールセン(カナダ)&パレット号も減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。
その後、31番のイヴ・ジョブス(アメリカ)&ヴェニュー・ドフィー・デ・ハーゼルス号、35番のナイエル・ナサール(エジプト)&ローダン号、36番のリチャード・スプーナー(アメリカ)&クゥイラドRC号がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル5人馬で争われることになった。
なお、北米西部リーグ第1戦・ラングリー大会を制したウーマ・オニール(アメリカ)は減点4、第2戦・サクラメント大会を制したウィルヘイム・ジェン(ドイツ)は減点8、第3戦・デルマー大会を制したザゾ・ホフマン(アメリカ)は途中棄権により、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
トップバッターのジョン・ピアース(カナダ)&ファイアストーンS号、2番目のリサ・カールセン(カナダ)&パレット号はいずれも1落下の減点4で走行を終えたが、3番目のイヴ・ジョブス(アメリカ)&ヴェニュー・ドフィー・デ・ハーゼルス号は第1走行に続いてクリアラウンド。43.97秒の好タイムをマークし、首位に立つ。
しかし、続く4番目のナイエル・ナサール(エジプト)&ローダン号がそのタイムをわずか0.08秒だけ上回る43.89秒でクリアラウンド。ジョブスをかわして首位に躍り出ると、最終5番目のリチャード・スプーナー(アメリカ)&クゥイラドRC号はトップタイムの41.99秒でゴールを駆け抜けたが、途中1つバーを落として減点4フィニッシュ。
以上の結果、ナイエル・ナサール(エジプト)&ローダン号が見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2018-2019 サーマル大会を制し、優勝賞金33,000ドル(約376万円)を獲得した。また、今大会で2位に入ったイヴ・ジョブス(アメリカ)が北米西部リーグランキング首位に浮上している。
PHOTO:©FEI