ウィルヘイム・ジェン(ドイツ)がFEIワールドカップ・サクラメント大会を制する/サクラメント・インターナショナルホースショー2018

FEIワールドカップ

[サクラメント・インターナショナルホースショー2018/CSI3*-W Sacramento]

現地時間6日、サクラメント・インターナショナルホースショー2018(開催地:アメリカ/カリフォルニア州サクラメント)の期間中に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2018-2019北米西部リーグ 第2戦・サクラメント大会(標準障害飛越競技/140-160cm)にて、ウィルヘイム・ジェン(ドイツ)&ブガッティ号が優勝。2位にはキャリー・ルファー(アメリカ)&ジョージー・ドーブレイEC号、3位にはカール・クック(アメリカ)&カイルー24号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場26人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、15番のジェイミー・バージ(アメリカ)&ルーボ号。続いて、17番のカール・クック(アメリカ)&カイルー24号が減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフが成立する。

その後、18番のカルロス・ハンク・ゲレイロ(メキシコ)&H5サンシャイン号、21番のジョージナ・ブルームバーグ(アメリカ)&シャマー号、22番のウィルヘイム・ジェン(ドイツ)&ブガッティ号、23番のエリック・ナヴェット(フランス)&キャティプソ号、24番のショーン・カサディ(アメリカ)&カンピテロ号、25番のキャリー・ルファー(アメリカ)&ジョージー・ドーブレイEC号、26番のリチャード・スプーナー(アメリカ)&クゥアリドRC号がクリアラウンド。ジャンプ・オフは9人馬で争われることとなった。

なお、昨シーズンの北米西部リーグチャンピオンであるナイエル・ナサール(エジプト)は減点4、第1戦・ラングリー大会を制したウーマ・オニール(アメリカ)は失権により、いずれもジャンプ・オフ進出を逃した。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターのジェイミー・バージ(アメリカ)&ルーボ号、2番目のカール・クック(アメリカ)&カイルー24号が続けてクリアラウンド。38.47秒の好タイムをマークしたクックがまず首位に立つ。

3番目のカルロス・ハンク・ゲレイロ(メキシコ)&H5サンシャイン号は2落下の減点8でフィニッシュ。4番目のジョージナ・ブルームバーグ(アメリカ)&シャマー号は減点0で走行を終えるが、タイムは39.25秒とクックには届かない。しかし、5番目のウィルヘイム・ジェン(ドイツ)&ブガッティ号が36.88秒でクリアラウンド。一番時計を1.59秒更新して、首位に躍り出る。

その後、6番目のエリック・ナヴェット(フランス)&キャティプソ号、7番目のショーン・カサディ(アメリカ)&カンピテロ号は1落下の減点4でフィニッシュ。さらに、8番目のキャリー・ルファー(アメリカ)&ジョージー・ドーブレイEC号、最終9番目のリチャード・スプーナー(アメリカ)&クゥアリドRC号はクリアラウンドしたが、タイムはルファーが37.31秒、スプーナーが39.57秒でジェンには及ばず。

以上の結果、ウィルヘイム・ジェン(ドイツ)&ブガッティ号がホスト国・アメリカ勢を退け、FEIジャンピング・ワールドカップ2018-2019 サクラメント大会を制覇。優勝賞金33000ドル(約375万円)を獲得した。

PHOTO:©FEI