[ロンドン・インターナショナルホースショー2021/CSI5*-W London]
現地時間19日、カサスノヴァス・ウィンターエディション2021(開催地:スペイン/ラコルーニャ)6日目に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2021-2022西ヨーロッパリーグ 第6戦・ロンドン大会(標準障害飛越競技/160cm)にて、ハリー・チャールズ(イギリス)&スターダスト号が優勝。2位にハリー・スモルダーズ(オランダ)&モナコ号、3位にジョン・ウィテカー(イギリス)&ユニック・デュ・フランポート号が入った。
[ハイライト動画]
第1走行
出場35人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、3番のアンソニー・コルドン(アイルランド)&SFSヴィンコムテ号。続いて、8番のジャック・ウィテカー(イギリス)&ハヤ・ロマN号が減点0でフィニッシュし、早々とジャンプ・オフが成立する。
その後、世界ランク4位でFEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)&コナー・ジェイ号、同ランク7位で2020東京五輪個人金メダリスト、LGCT2018・2019チャンピオンのベン・マー(イギリス)&ファルティックHB号、19位でLGCT2017チャンピオンのハリー・スモルダーズ(オランダ)&モナコ号など9人馬がクリアラウンド。トータル11人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。
なお、世界ランク6位でLGCT2013・2014チャンピオンのスコット・ブラッシュ(イギリス)は減点13、同ランク13位で2012ロンドン五輪個人金メダリスト、FEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2015・2016・2019チャンピオンのスティーヴ・ゲルダ(スイス)は減点8に終わり、ジャンプ・オフ進出を逃している。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、7番目のハリー・スモルダーズ(オランダ)&モナコ号が36.77秒でクリアラウンド。先に減点0で走行を終えていたジョン・ウィテカー(イギリス)&ユニック・デュ・フランポート号、ガイア・ガリクセン(ノルウェー)&VDLグループ・クアトロ号のタイムを上回り、首位に立つ。
8番目のベン・マー(イギリス)&ファルティックHB号も減点0でフィニッシュしたが、タイムは38.74秒でスモルダーズには届かない。しかし、9番目のハリー・チャールズ(イギリス)&スターダスト号が35.91秒でクリアラウンド。一番時計を0.86秒更新して首位に躍り出ると、後続のマーティン・フックス(スイス)&コナー・ジェイ号ともう1人馬はいずれもクリアラウンドならず。
以上の結果、ハリー・チャールズ(イギリス)&スターダスト号が見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2021-2022 ロンドン大会を制し、優勝賞金42,500ユーロ(約543万円)を獲得した。また、西ヨーロッパリーグランキングでは、デニス・リンチ(アイルランド)が39ポイントで首位をキープしている。
PHOTO:©FEI