FEIワールドカップ・ラコルーニャ大会はフィリップ・シュルツェ・トッフォフ(ドイツ)が優勝/カサスノヴァス・ウィンターエディション2021

FEIワールドカップ

[カサスノヴァス・ウィンターエディション2021/CSI5*-W La Coruña]

現地時間12日、カサスノヴァス・ウィンターエディション2021(開催地:スペイン/ラコルーニャ)最終日に行われたFEIジャンピング・ワールドカップ2021-2022西ヨーロッパリーグ 第5戦・ラコルーニャ大会(標準障害飛越競技/160cm)にて、フィリップ・シュルツェ・トッフォフ(ドイツ)&コンコルデスNRW号が優勝。2位にグレゴリー・コタール(フランス)&ビビチ号、3位にアンジェリカ・オーガストソン・ザノテッリ(スウェーデン)&カリンカ・ヴァン・デ・ナッティガーリ号が入った。

[ハイライト動画]

第1走行

出場39人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、1番のフィリップ・シュルツェ・トッフォフ(ドイツ)&コンコルデスNRW号。続いて、10番のマルク・ハウトザハー(オランダ)&ステルホフス・ダンテ号が減点0でフィニッシュし、早々とジャンプ・オフが成立となる。

その後、アンジェリカ・オーガストソン・ザノテッリ(スウェーデン)&カリンカ・ヴァン・デ・ナッティガーリ号、グレゴリー・コタール(フランス)&ビビチ号、マイケル・ペンダー(アイルランド)&HHSカライス号、エドゥアルド・メネゼス(ブラジル)&H5チャガヌス号、ジョス・バルーイ(ベルギー)&ルチアーノ・ヴァン・ヘッド・ゲインステイン号の5人馬がクリアラウンド。ジャンプ・オフはトータル7人馬で争われることになった。

なお、世界ランク10位のジュリアン・エパイヤール(フランス)、同ランク23位のシモン・ドレストア(フランス)、24位でFEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナルを過去3度制しているマーカス・アーニング(ドイツ)は減点4、25位で2020東京五輪個人銅メダリストのマイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)は減点8に終わり、ジャンプ・オフ進出を逃している。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターのフィリップ・シュルツェ・トッフォフ(ドイツ)&コンコルデスNRW号が37.69秒でクリアラウンド。後続の人馬にプレッシャーをかける。

2番目のマルク・ハウトザハー(オランダ)&ステルホフス・ダンテ号は減点4、3番目のアンジェリカ・オーガストソン・ザノテッリ(スウェーデン)&カリンカ・ヴァン・デ・ナッティガーリ号、4番目のグレゴリー・コタール(フランス)&ビビチ号はクリアラウンドしたが、いずれも一番時計を更新することはできない

そして、5番目のマイケル・ペンダー(アイルランド)&HHSカライス号、6番目のエドゥアルド・メネゼス(ブラジル)&H5チャガヌス号、7番目のジョス・バルーイ(ベルギー)&ルチアーノ・ヴァン・ヘッド・ゲインステイン号も揃って減点4でフィニッシュ。

以上の結果、フィリップ・シュルツェ・トッフォフ(ドイツ)&コンコルデスNRW号が見事にFEIジャンピング・ワールドカップ2021-2022 ラコルーニャ大会を制し、優勝賞金99,000ユーロ(約1,268万円)を獲得した。また、西ヨーロッパリーグランキングでは、デニス・リンチ(アイルランド)が37ポイントで首位をキープしている。

PHOTO:©FEI