[CSIOザンクトガレン2023/CSIO5*St.Gallen]
現地時間2日、CSIOザンクトガレン2023(開催地:スイス/ザンクトガレン)2日目にFEIジャンピング・ネーションズカップ20223 ヨーロッパディビジョン1 スイス大会(国別団体戦/160cm)が行われた。ネーションズカップには、各チーム3~4人馬が出場。各人馬が2回走行し、各走行で成績の良い3人馬の減点とタイムの合計により順位を争う。第2走行終了時に最少総減点のチームが複数あった場合は、各チーム代表1人馬によるジャンプ・オフ(優勝決定戦)が行われる。
今大会には、イギリス・オーストリア・オランダ・スイス・デンマーク・ドイツ・フランス・ブラジルの8チームが出場。そのうち、マーティン・フックス(スイス)&レオーネ・ジェイ号、スティーヴ・ゲルダ(スイス)&ヴェナード・デ・セリシー号など4人馬が出場したスイス、ロドリゴ・ペソア(ブラジル)&メジャー・トム号、ユーリ・マンスール(ブラジル)&ミスブルー・セントブルー・ファームQH号など4人馬が出場したブラジルが、第1・第2走行を総減点4でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)へ。
両チームの代表1人馬によって争われたジャンプ・オフでは、マーティン・フックス(スイス)&レオーネ・ジェイ号が42.14秒でクリアラウンド(減点0で走行を終えること)したスイスが大会2連覇を達成し、賞金64,000ユーロ(約960万円)を獲得。対するブラジルはユーリ・マンスール(ブラジル)&ミスブルー・セントブルー・ファームQH号が減点4、41.84秒でのフィニッシュとなり、惜しくも2位に敗れた。
続いて、デビッド・ウィル(ドイツ)&マイ・プリンス・ヴァン・ドルパーハイデ号など4人馬が出場したドイツが総減点8で3位に入り、表彰台最後の一枠を確保。以下、イギリスが総減点12で4位、フランスが総減点16で5位、オーストリアが総減点20で6位、デンマークが総減点24で7位、オランダが総減点28で最下位となった。
なお、ヨーロッパディビジョン1の総合順位は、スイスが100ポイントで首位、ドイツが80ポイントで2位、イギリスが70ポイントで3位、フランスが60ポイントで4位、オランダが45ポイントで5位となっている。
PHOTO:© FEI
CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。