オランダがFEIネーションズカップ・オランダ大会を制す/CHIOロッテルダム2023

FEIネーションズカップ

[CHIOロッテルダム2023/CSIO5* Rotterdam]

現地時間23日、CHIOロッテルダム2023(開催地:オランダ/ロッテルダム)2日目にFEIジャンピング・ネーションズカップ20223 ヨーロッパディビジョン1 オランダ大会(国別団体戦/160cm)が行われた。ネーションズカップには、各チーム3~4人馬が出場。各人馬が2回走行し、各走行で成績の良い3人馬の減点とタイムの合計により順位を争う。第2走行終了時に最少総減点のチームが複数あった場合は、各チーム代表1人馬によるジャンプ・オフ(優勝決定戦)が行われる。

今大会には、アイルランド・イタリア・オランダ・デンマーク・ドイツ・ノルウェー・フランス・ベルギーの8チームが出場。そのうち、マイケル・ファン・デル・フルーテン(オランダ)&オベイリーVHブラウワースホフ号、ハリー・スモルダーズ(オランダ)&モナコ号など4人馬が出場したオランダが総減点6、走行タイム合計(第2走行のタイム。以下同)218.08秒で見事に優勝を飾り、賞金64,000ユーロ(約1,008万円)を獲得した。

続いて、ダニエル・コイル(アイルランド)&ギズボーンVDL号など4人馬が出場したアイルランドが総減点8、走行タイム合計216.12秒で2位、マーカス・アーニング(ドイツ)&プリアム・デュ・ロゼ号など4人馬が出場したドイツが総減点24、走行タイム合計212.87秒で3位に入り、表彰台最後の一枠を確保。以下、フランスも総減点24で並んだが走行タイム合計で及ばず4位、イタリアが総減点36で5位、ベルギーが総減点37で6位、デンマークが総減点44で7位、ノルウェーが総減点79で最下位となった。

なお、ヨーロッパディビジョン1の総合順位は、ドイツが240ポイントで首位、スイスが170ポイントで2位、ベルギーが155ポイントで3位、アイルランドが150ポイントで4位、オランダが145ポイントで5位、イタリアが110ポイントで6位、イギリスが70ポイントで7位、フランスが60ポイントで8位となっている。

PHOTO:© FEI

CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。