[ロンジン・ロイヤルインターナショナルホースショー2023/CSIO5* Hickstead]
現地時間28日、ロンジン・ロイヤルインターナショナルホースショー2023(開催地:イギリス/ヒックステッド)3日目にFEIジャンピング・ネーションズカップ20223 ヨーロッパディビジョン1 イギリス大会(国別団体戦/160cm)が行われた。ネーションズカップには、各チーム3~4人馬が出場。各人馬が2回走行し、各走行で成績の良い3人馬の減点とタイムの合計により順位を争う。第2走行終了時に最少総減点のチームが複数あった場合は、各チーム代表1人馬によるジャンプ・オフ(優勝決定戦)が行われる。
今大会には、アイルランド・アメリカ・イギリス・イタリア・スウェーデン・ドイツ・フランス・ブラジルの8チームが出場。そのうち、ベン・マー(イギリス)&イグジット・レモ号、ハリー・チャールズ(イギリス)&カスコ・ブルー号など4人馬が出場したイギリスが総減点4、走行タイム合計(第2走行のタイム。以下同)228.63秒で見事に優勝を飾り、賞金64,000ユーロ(約997万円)を獲得した。
続いて、ダニエル・コイル(アイルランド)&レガシー号など4人馬が出場したアイルランドが総減点12、走行タイム合計225.66秒で2位、グレゴリー・コタール(フランス)&コカイン・デュ・ヴァル号など4人馬が出場したフランスが総減点16、走行タイム合計225.00秒で3位に入り、表彰台最後の一枠を確保。以下、スウェーデンが総減点24で4位、アメリカが総減点31で5位、ドイツが総減点36で6位、ブラジルが総減点38で7位、イタリアが総減点57で最下位となった。
なお、ヨーロッパディビジョン1の総合順位は、ドイツが295ポイントで首位に浮上。スイスが270ポイントで2位、イギリスが260ポイントで3位、アイルランドが240ポイントで4位、ベルギーとオランダが215ポイントで5位タイ、イタリアが210ポイントで7位、フランスが185ポイントで8位となっている。
PHOTO:© FEI
CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。