メキシコがFEIネーションズカップ・メキシコ大会を制覇/CSIOコアペスパン2022

FEIネーションズカップ

[CSIOコアペスパン2022/CSIO5*-NC Coapexpan ]

現地時間20日、CSIOコアペスパン2022(開催地:メキシコ/コアペスパン)の期間中に行われたFEIジャンピング・ネーションズカップ2022 北中米・カリブ海ディビジョン メキシコ大会(国別団体戦/160cm)にて、ホスト国・メキシコが優勝。2位にカナダが入り、アメリカは失権で順位がつかなかった。

今大会には、アメリカ・カナダ・メキシコの3チーム、トータル11人馬(アメリカとメキシコは4人馬、カナダは3人馬)が出場し、すべての人馬が2回ずつ走行。第1走行・第2走行ともに、減点の少ない3人馬の減点合計をチームの総減点とし、第1・第2走行トータル総減点の最も少ないチームが1位となる。最少総減点のチームが複数あった場合は、各チームから1人馬が出場するジャンプ・オフ(優勝決定戦)が行われる。

[ハイライト動画]

第1走行

第1走行では、フェデリコ・フェルナンデス(メキシコ)&ロメオ号、パトリシオ・パスケル(メキシコ)&バベル号、マヌエル・ゴンザレス・デュフラン(メキシコ)&ホーテンシア・ファン・デ・リーウェルク号の3人馬がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)したメキシコが総減点0で首位発進。

続いて、ベス・アンダーヒル(カナダ)&チャコ・キッド号がクリアラウンドし、ティファニー・フォスター(カナダ)&ハミルトン号が減点4、ジャクリーン・スティーブンス(カナダ)&フリーキー・リーフヘバー号が減点8でフィニッシュしたカナダが総減点12で2位に。2人馬が失権となったアメリカは第1走行で敗退が決まった。

第2走行

2チームによる争いとなった第2走行では、パトリシオ・パスケル(メキシコ)&バベル号がダブルクリアラウンドをきめて、他の3人馬が減点4、減点8、減点8でフィニッシュしたメキシコが総減点12。

対するカナダはジャクリーン・スティーブンス(カナダ)&フリーキー・リーフヘバー号がクリアラウンドしたものの、他の2人馬がいずれも減点4でのフィニッシュとなり、総減点20と及ばず。

以上の結果、メキシコが見事にFEIジャンピング・ネーションズカップ・メキシコ大会を制し、2,784,000メキシコペソ(約1,626万円)を獲得。北中米・カリブ海ディビジョンランキングでも、まず首位に立った。

PHOTO:©FEI

CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。