FEIネーションズカップ・アイルランド大会はホスト国・アイルランドが優勝/ダブリンホースショー2022

FEIネーションズカップ

[ダブリンホースショー2022/CSIO5* Dublin]

現地時間19日、ダブリンホースショー2022(開催地:アイルランド/ダブリン)3日目にFEIジャンピング・ネーションズカップ2022 ヨーロッパディビジョン1 アイルランド大会(国別団体戦/160cm)が行われた。

今大会には、アイルランド・アメリカ・オランダ・スイス・ノルウェー・フランス・ブラジルの7チームが出場し、シアン・オコナー(アイルランド)&キルケニー号など4人馬が出場したアイルランド、ケビン・スタウト(フランス)&ヴィスコンティ・デュ・テルマン号など4人馬が出場したフランスが第1・第2走行を総減点4でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立。

迎えたジャンプ・オフでは、コナー・スワイル(アイルランド)&カウント・ミー・イン号が30.31秒でクリアラウンド(減点0で走行を終えること)したアイルランドが見事に優勝。対するフランスも、マーク・ディラッサー(フランス)&アリオト・デュ・ジェヴル号がクリアラウンドしたが、タイムは31.81秒で及ばず。惜しくも2位に敗れた。また、マーティン・フックス(スイス)&レオーネ・ジェイ号、スティーヴ・ゲルダ(スイス)&ダイナミックス・デ・ベルヘム号など4人馬が出場したスイスが総減点8で3位に入り、表彰台最後の一枠を確保している。

以下、オランダが総減点12の4位、ブラジルが総減点16の5位、アメリカが総減点20の6位、ノルウェーが総減点44の最下位という結果に終わっている。

なお、今大会をもって、今シーズンのFEIジャンピング・ネーションズカップ ヨーロッパディビジョン1は全6大会が終了。総合成績では、フランスが370ポイントで1位、オランダが350ポイントで2位、ドイツが330ポイントで3位、アイルランドが310ポイントで4位、スイスが305ポイントで5位、ベルギーが285ポイントで6位、イギリスが265ポイントで7位、スウェーデンとノルウェーが215ポイントで8位タイとなり、7位までのチームが10月に開催されるファイナルの出場権を獲得した。

PHOTO:© FEI

CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。