[CSIOソポトホースショー2021/CSIO5* Sopot]
現地時間20日、CSIOソポトホースショー2021(開催地:ポーランド/ソポト)最終日に行われたFEIジャンピング・ネーションズカップ2021 ヨーロッパディビジョン1 ポーランド大会(国別団体戦/標準障害飛越競技/160cm)にて、ドイツが優勝。2位にベルギー、3位にアイルランドが入った。
この競技には、アイルランド・アメリカ・イギリス・イタリア・ドイツ・ノルウェー・フランス・ベルギー・ポーランド・モロッコの10チーム(1チーム4人馬トータル40人馬)が出場し、すべての人馬が2回ずつ走行。第1走行・第2走行ともに、走行を終えた4人馬のうち、減点の少ない3人馬の減点合計をチームの総減点とし、第1・第2走行トータル総減点の最も少ないチームが1位となる。最少総減点のチームが複数あった場合は、各チームから1人馬が出場するジャンプ・オフ(優勝決定戦)が行われる。
[ハイライト動画]
第1走行
第1走行では、ジョス・バルーイ(ベルギー)&ヴァロウヌ号など3人馬がクリアラウンドしたベルギー、クリスチャン・ククック(ドイツ)&ムンバイ号など3人馬がクリアラウンドしたドイツ、ダニエル・コイル(アイルランド)&レガシー号など3人馬がクリアラウンドしたアイルランド、そして、ノルウェーの4チームが総減点0で首位に並び、第2走行へ。
続いて、アレクサンドラ・ソーントン(イギリス)&コルネットK号など2人馬クリアラウンドしたイギリスが総減点4、ブライアン・モーグル(アメリカ)&バロウ・デュ・レヴェントン号がクリアラウンドしたアメリカ、グレゴリー・コタール(フランス)&ビビチ号がクリアラウンドしたフランスが総減点8で追走。ポーランドが総減点16、モロッコが総減点17でやや出遅れ。イタリアが総減点18で最下位スタートとなった。
第2走行
迎えた第2走行では、クリスチャン・ククック(ドイツ)&ムンバイ号、モーリス・テベル(ドイツ)&ドン・ディアラド号、アンドレ・ティエメ(ドイツ)&DSPチャカリア号がダブルクリアラウンドをきめたドイツが、唯一総減点(第1・第2走行のトータル減点。以下同)0をキープ。見事に今シーズンのヨーロッパディビジョン1 初優勝を飾り、賞金284,800ズウォティ(約818万円)を獲得した。
一方、第1走行で首位に並んでいたベルギーは、ジョス・バルーイ(ベルギー)&ヴァロウヌ号、二コラ・フィリッパーツ(ベルギー)&カタンガV/Hディンゲスホフ号がダブルクリアラウンドしたものの、他の2人馬が減点4、減点8でフィニッシュ。総減点4で惜しくも2位に敗れた。
続いて、アイルランド、ノルウェー、イギリスの3チームが総減点16で並んだが、タイム合計差で勝ったアイルランドが3位で表彰台最後の一枠を確保し、ノルウェーが4位、イギリスが5位に。以下、フランスが総減点20で6位、同じく総減点20だったアメリカがタイム合計差で7位、モロッコが総減点23で8位、ホスト国・ポーランドは総減点28で9位、イタリアが総減点36で最下位となった。
PHOTO:©Sopot Horse Show