FEIネーションズカップ・オランダ大会はホスト国・オランダが優勝。日本代表チームも出場/CHIOロッテルダム2021

FEIネーションズカップ

[CHIOロッテルダム2021/CSIO5* Rotterdam]

現地時間2日、CHIOロッテルダム2021(開催地:オランダ/ロッテルダム)2日目に行われたFEIジャンピング・ネーションズカップ2021 ヨーロッパディビジョン1 オランダ大会(国別団体戦/標準障害飛越競技/160cm)にて、オランダが優勝。2位にはスウェーデン、3位にはフランスが入った。

この競技には、アイルランド・アメリカ・オランダ・スイス・スウェーデン・ドイツ・ノルウェー・フランス・ベルギー・日本の10チーム(1チーム4人馬トータル40人馬)が出場し、すべての人馬が2回ずつ走行。第1走行・第2走行ともに、走行を終えた4人馬のうち、減点の少ない3人馬の減点合計をチームの総減点とし、第1・第2走行トータル総減点の最も少ないチームが1位となる。最少総減点のチームが複数あった場合は、各チームから1人馬が出場するジャンプ・オフ(優勝決定戦)が行われる。

[ハイライト動画]


第1走行

第1走行では、マクレーン・ウォード(アメリカ)&コンタジオス号、ペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&キャッチ・ミー・ノット号、ケビン・スタウト(フランス)&ヴィスコンティ・デュ・テルマン号、マーカス・アーニング(ドイツ)&アラカルトNRW号などがクリアラウンド(減点0で走行を終えること)をきめた、アメリカ、スウェーデン、フランス、ドイツが総減点0。

この4チームを、ベルトラム・アレン(アイルランド)&パチーノ・アミロ号がクリアラウンドしたアイルランド、マイケル・ファンデル・フルーテン(オランダ)&ボーヴィルZ号らがクリアラウンドしたオランダの2チームが総減点1で追走。第2走行での逆転圏内につける。

日本代表チームは、佐藤英賢(ポール・ショッケメーレ厩舎)&サフィア・デ・ラックJRA号、齋藤功貴(北総乗馬クラブ)&チレンスキーJRA号がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)したものの、福島大輔(STAR HORSES)&チャニヨンJRA号が減点5でフィニッシュし、総減点5。以下、ノルウェーは総減点10、ベルギーは総減点12、スイスは総減点16とそれぞれ大きく出遅れた。

第2走行

迎えた第2走行では、第1走行で首位に並んでいた4チームがことごとく失速。代わって、マイケル・ファンデル・フルーテン(オランダ)&ボーヴィルZ号がダブルクリアラウンドし、他の3人馬が減点1、減点5、減点12でフィニッシュしたオランダが総減点(第1・第2走行のトータル減点。以下同)を7に留め、見事に母国開催のネーションズカップを制した。

続いて、ロルフ・ヨーラン・ベントソン(スウェーデン)&エルミンドW号が減点1、他の3人馬がいずれも減点4でフィニッシュしたスウェーデンが総減点9で2位、ペネロペ・ルプレボ(フランス)&GFEエクスカリバー・デ・ラ・ツアー・ヴィダル号がダブルクリアラウンドしたものの、他の3人馬が減点4、減点8、減点9だったフランスが総減点12で3位に。

同じく総減点12のドイツがタイム合計差で4位、総減点13のアイルランドが5位。日本代表チームは、佐藤英賢(ポール・ショッケメーレ厩舎)&サフィア・デ・ラックJRA号がダブルクリアラウンドをきめたが、福島大輔(STAR HORSES)&チャニヨンJRA号が減点4、齋藤功貴(北総乗馬クラブ)&チレンスキーJRA号が減点5でフィニッシュし、総減点14の6位に。

以下、総減点16のアメリカが7位、総減点20のベルギーが8位、総減点32のスイスが9位、総減点39のノルウェーが最下位という結果に終わっている。

PHOTO:©FEI