[プレジデントオブザUAEショージャンピングカップ2020/CSIO5*-NC AbuDhabi]
現地時間29日、プレジデントオブザUAEショージャンピングカップ2020(開催地:UAE/アブダビ)の期間中に行われたFEIジャンピング・ネーションズカップ2020 中東ディビジョン UAE大会(国別団体戦/標準障害飛越競技/160cm)にて、ニュージーランドが優勝。2位にはエジプト、3位にはUAEが入った。
今大会には、エジプト・シリア・サウジアラビア・ドイツ・ニュージーランド・UAEの6チーム(ドイツは3人馬、他チームは4人馬、トータル23人馬)が出場し、すべての人馬が2回ずつ走行。第1走行・第2走行ともに、走行を終えた4人馬のうち、減点の少ない3人馬の減点合計をチームの総減点とし、第1・第2走行トータル総減点の最も少ないチームが1位となる。最少総減点のチームが複数あった場合は、各チームから1人馬が出場するジャンプ・オフ(優勝決定戦)が行われる。
第1走行
第1走行では、リチャード・ガードナー(ニュージーランド)&カリスト号が失権となるも、ブルース・グーディン(ニュージーランド)&バックアトルプス・ダニーV号など3人馬がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)。ニュージーランドが総減点0で首位スタートを切る。
また、1人馬が出場を辞退したものの、他の3人馬がすべてクリアラウンドしたUAEも総減点0でフィニッシュ。ニュージーランドと並んで首位につけた。以下、エジプトが総減点5で3位、シリアが総減点11で4位、前回優勝のドイツ、サウジアラビアが総減点21で最下位スタートとなった。
第2走行
第2走行でも、ニュージーランドが堅実なパフォーマンスを披露する。ダニエル・ミーチ(ニュージーランド)&シンカ号がクリアラウンド、ブルース・グーディン(ニュージーランド)&バックアトルプス・ダニーV号、トム・ターバー(ニュージーランド)&ポパイ号が1落下の減点4でフィニッシュ。総減点(第1・第2走行トータルの総減点。以下同)を8でまとめ、見事にFEIジャンピング・ネーションズカップ2020 UAE大会を制した。
続いて、第1走行首位タイのUAEと3位のエジプトが総減点17で並んだが、合計タイム差により、エジプトが2位、UAEが3位に。以下、総減点37のドイツが4位、総減点44のシリアが5位、総減点49のサウジアラビアが最下位という結果に終わった。なお、中東ディビジョンランキングではUAEが首位となり、9月に開催予定のFEIジャンピング・ネーションズカップ・ファイナル2020の出場権を獲得している。
PHOTO:©FEI