メキシコがFEIネーションズカップ・アメリカ大会を制す/パームビーチ・マスターズシリーズ2019

FEIネーションズカップ

[パームビーチ・マスターズシリーズ2019/CSIO5*-NC Wellington]

現地時間17日、パームビーチ・マスターズシリーズ2019(開催地:アメリカ・フロリダ州/ウェリントン)の期間中に行われたFEIジャンピング・ネーションズカップ2019 北中米・カリブ海ディビジョン アメリカ大会(国別団体戦/標準障害飛越競技/160cm)にて、メキシコが優勝。2位にはイスラエル、3位にはアメリカが入った。

今大会には、アイルランド・アメリカ・イスラエル・カナダ・コロンビア・メキシコの6チーム(各チーム4人馬、トータル24人馬)が出場し、すべての人馬が2回ずつ走行。第1走行・第2走行ともに、走行を終えた4人馬のうち、減点の少ない3人馬の減点合計をチームの総減点とし、第1・第2走行トータル総減点の最も少ないチームが1位となる。最少総減点のチームが複数あった場合は、各チームから1人馬が出場するジャンプ・オフ(優勝決定戦)が行われる。

[ハイライト動画]

第1走行

第1走行では、メキシコが唯一の総減点0フィニッシュ。エウジェニオ・ガルザ・ペレス(メキシコ)&ヴィクター・フィンDH Z号、フアン・ホセ・ゼンデハス・サルガド(メキシコ)&ティノ・ラ・チャペル号、マヌエル・ゴンザレス・デュフラン(メキシコ)&ホーテンシア・ファン・デ・リーウェルク号の3人馬がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)し、首位スタートを切った。

続いて、世界ランク8位のビージー・マッデン(アメリカ)&ブレイトリングLS号がクリアラウンドし、同ランク2位のマクレーン・ウォード(アメリカ)&HHアズール号、ローラ・クラウト(アメリカ)&コンフ号が減点4で走行を終えたホスト国・アメリカが総減点8で2位。

さらに、シェーン・スウィートナム(アイルランド)&ヘイホーフ号がクリアラウンドし、コナー・スワイル(アイルランド)&ルーベンスLSラ・シラ号など3人馬がすべて減点4でフィニッシュしたアイルランドも、総減点8で2位に並んだ。以下、イスラエルが総減点9で4位、昨年の覇者・カナダは総減点12で5位、コロンビアが総減点16で最下位スタートとなった。

第2走行

首位のメキシコは、エウジェニオ・ガルザ・ペレス(メキシコ)&ヴィクター・フィンDH Z号、マヌエル・ゴンザレス・デュフラン(メキシコ)&ホーテンシア・ファン・デ・リーウェルク号がクリアラウンド。他の2人馬も減点4、減点8でフィニッシュし、総減点(第1・第2走行トータルの総減点。以下同)を4にとどめて、見事にFEIネーションズカップ・アメリカ大会を制した。

そして、ダニエル・ブルマン(イスラエル)&ラドリアーノZ号、アシュリー・ボンド(イスラエル)&シェラLS号、ダニエル・ゴールドスタイン(イスラエル)&リジーマリー号の3人馬がクリアラウンドし、総減点9をキープしたイスラエルが2位に。

ルーシー・デスローリエ(アメリカ)&へスター号、ローラ・クラウト(アメリカ)&コンフ号がクリアラウンドしたものの、ビージー・マッデン(アメリカ)&ブレイトリングLS号、マクレーン・ウォード(アメリカ)&HHアズール号が共に減点4フィニッシュとなったホスト国・アメリカは総減点12の3位。

以下、第2走行でスコアを崩したアイルランドが総減点17の4位、カナダが総減点20の5位、コロンビアが総減点28の最下位という結果に終わり、今シーズンの北中米・カリブ海ディビジョンは、まずメキシコが首位に立った。

PHOTO:©FEI