[プレジデントオブザUAEショージャンピングカップ2019/CSIO5*-NC AbuDhabi]
現地時間23日、プレジデントオブザUAEショージャンピングカップ2019(開催地:UAE/アブダビ)の期間中に行われたFEIジャンピング・ネーションズカップ2019 中東ディビジョン UAE大会(国別団体戦/標準障害飛越競技/160cm)にて、ドイツが優勝。2位にはアイルランド、3位にはUAEが入った。
今大会には、アイルランド・エジプト・サウジアラビア・シリア・ドイツ・ヨルダン・UAEの7チーム(各チーム4人馬、トータル28人馬)が出場し、すべての人馬が2回ずつ走行。第1走行・第2走行ともに、走行を終えた4人馬のうち、減点の少ない3人馬の減点合計をチームの総減点とし、第1・第2走行トータル総減点の最も少ないチームが1位となる。最少総減点のチームが複数あった場合は、各チームから1人馬が出場するジャンプ・オフ(優勝決定戦)が行われる。
[ハイライト動画] 
第1走行
第1走行では、マリオ・スティーブンス(ドイツ)&タリスマン・デ・マズル号、フィリップ・ワイスハウプト(ドイツ)&カトキア号がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)、スヴェン・シュリュッセルブルク(ドイツ)&バッド・スペンサー号が規定タイムオーバーの減点1でフィニッシュしたドイツが、総減点1で首位発進。
そして、1人馬が失権となったものの、トレバー・ブリーン(アイルランド)&エスカペイドH号、マーク・マコーリー(アイルランド)&ジャスコVDビショップ号がクリアラウンド、シェーン・ブリーン(アイルランド)&イプスウィッチ・ヴァン・デ・ウォルフサッカー号が減点4で走行を終えたアイルランドが、総減点4の2位につけた。
以下、総減点8のサウジアラビアが3位、総減点12のホスト国・UAEが4位、総減点13のヨルダンが5位、総減点19で並んだエジプトとシリアの2チームが6位スタートとなった。
第2走行
第1走行を首位で折り返したドイツは、ミリアム・シュナイダー(ドイツ)&フィデリウスG号がクリアラウンドし、スヴェン・シュリュッセルブルク(ドイツ)&バッド・スペンサー号が減点1、マリオ・スティーブンス(ドイツ)&タリスマン・デ・マズル号が減点4でフィニッシュ。総減点(第1・第2走行トータルの総減点。以下同)6で後続のチームを振り切り、見事にFEIネーションズカップ・UAE大会を制した。
一方、第1走行2位のアイルランドは、デビッド・シンプソン(アイルランド)&ジェンソン号がクリアラウンドをきめたものの、他の3人馬が減点4、減点5、失権という結果に終わり、総減点13で逆転は叶わず。2位で大会を終えた。
そして、表彰台最後の一枠は、ホスト国・UAEとサウジアラビアが熾烈な争いを展開する。UAEはアブドゥラ・ムード・アル・マリ(UAE)&サマ・ドバイFBH号がクリアラウンド。他の3人馬は減点1、減点5、棄権で全走行を終え、総減点18でフィニッシュする。
対するサウジアラビアは、ラムジー・アル・デュハミ(サウジアラビア)&テッド号がクリアラウンド。他の3人馬が減点5、減点5、失権で走行を終え、こちらも総減点18に。しかし、走行タイム合計はUAEが240.52秒、サウジアラビアが243.53秒となり、僅差でUAEが3位、サウジアラビアが4位となった。
以下、総減点31のエジプトが5位、総減点32のヨルダンが6位、総減点49のシリアが最下位となり、優勝したUAEと2位のサウジアラビアが10月に開催されるFEIネーションズカップ・ファイナルへの出場権を獲得した。
PHOTO:©FEI