イギリスがFEIネーションズカップ・アイルランド大会を制覇。ファイナル出場7か国が決定/ダブリン・ホースショー2019

FEIネーションズカップ

[ダブリン・ホースショー2019/CSIO5*-NC Dublin]

現地時間9日、ダブリン・ホースショー2019(開催地:アイルランド/ダブリン)の期間中に行われたFEIジャンピング・ネーションズカップ2019 ヨーロッパディビジョン1 アイルランド大会(国別団体戦/標準障害飛越競技/160cm)にて、イギリスが優勝。2位にはイタリア、3位にはアイルランドが入った。

今大会には、アイルランド・イギリス・イタリア・オランダ・スイス・スウェーデン・メキシコの7チーム(各チーム4人馬、トータル28人馬)が出場し、すべての人馬が2回ずつ走行。第1走行・第2走行ともに、走行を終えた4人馬のうち、減点の少ない3人馬の減点合計をチームの総減点とし、総減点の最も少ないチームが1位となる。最少総減点のチームが複数あった場合は、各チームから1人馬が出場するジャンプ・オフ(優勝決定戦)が行われる。

[ハイライト動画]

第1走行

第1走行では、スコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ジェファーソン号、エミリー・モフィット(イギリス)&ウイニング・グッド号、ホリー・スミス(イギリス)&ハーツ・デスティニー号がクリアラウンドし、ベン・マー(イギリス)&コンコナ号が減点4でフィニッシュしたイギリスが、唯一の総減点0で首位発進。

続いて、ロレンゾ・デ・ルカ(イタリア)&ディンキー・トイV・クランバーグ号、マッシモ・グロサット(イタリア)&ラザロ・デル・スキアーヴィ号がクリアラウンドし、他の2人馬が減点4でフィニッシュしたイタリアが、総減点4で2位につけた。

以下、ホスト国・アイルランドが総減点8の3位、ヨーロッパディビジョン1首位を走るスイスが総減点9の4位、オランダが総減点16の5位、メキシコが総減点20の6位、スウェーデンが総減点21の最下位スタートとなった。

第2走行

迎えた第2走行。第1走行で首位に立ったイギリスは、ホリー・スミス(イギリス)&ハーツ・デスティニー号が出場を辞退し、3人馬での戦いとなる。しかし、スコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ジェファーソン号、エミリー・モフィット(イギリス)&ウイニング・グッド号がクリアラウンド、ベン・マー(イギリス)&コンコナ号も規定タイムオーバーの減点1で走行を終え、総減点(第1・第2走行トータルの総減点。以下同)1で見事に今シーズンのネーションズカップ初優勝を飾った。

一方、首位・イギリスを追うイタリアは、パオロ・パイニ(イタリア)&オタッヴァ・メラヴィグリア・ディ・カサンG号がクリアラウンドしたものの、他の3人馬はすべて減点4でフィニッシュ。総減点12の2位に敗れた。

そして、ホスト国・アイルランドが総減点16で3位に入り、表彰台最後の一枠を確保。以下、総減点21のスイスが4位、総減点24のオランダが5位、総減点33のメキシコが6位、総減点41のスウェーデンが最下位という結果に終わった。

本大会をもって、ヨーロッパディビジョン1全7大会が終了。総合成績首位のスイス、2位のイタリア、3位のアイルランド、4位のフランス、5位のベルギー、6位のスウェーデン、7位のイギリスまでが、10月に開催されるファイナルへの出場権を獲得。8位のオランダ、9位のドイツ、最下位のオーストラリアはファイナル出場権を逃し、オーストリアは来シーズンのディビジョン2降格も決まった。

PHOTO:©FEI