[アテネ馬術フェスティバル2019/CSIO5*-NC Athens]
現地時間28日、アテネ馬術フェスティバル2019(開催地:ギリシャ/アテネ)の期間中に行われたFEIジャンピング・ネーションズカップ2019 ヨーロッパディビジョン2 ファイナル ギリシャ大会(国別団体戦/標準障害飛越競技/160cm)にて、ノルウェーが優勝。2位にはポルトガル、3位にはポーランドが入った。
今大会には、ギリシャ・スペイン・ブルガリア・ルーマニア・ノルウェー・ハンガリー・ポルトガル・ポーランドの8チーム(各チーム4人馬、トータル28人馬)が出場し、すべての人馬が2回ずつ走行。第1走行・第2走行ともに、走行を終えた4人馬のうち、減点の少ない3人馬の減点合計をチームの総減点とし、総減点の最も少ないチームが1位となる。最少総減点のチームが複数あった場合は、各チームから1人馬が出場するジャンプ・オフ(優勝決定戦)が行われる。
[ハイライト動画]第1走行
第1走行では、ガイア・ガリクセン(ノルウェー)&ジン・チン・ファン・ヘット・リンデンホフ号、ヨハン・セバスチャン・ガリクセン(ノルウェー)&イグジット・オブ・アイスZ号、ヘーゲC・ティディマンセン(ノルウェー)&カルヴィス号の3人馬がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)したノルウェーが、唯一の総減点の0で首位発進。
続いて、ルシアナ・ディニス(ポルトガル)&ヴェルティゴ・デュ・デザート号、アントニオ・マトス・アルメイダ(ポルトガル)&ヴォルダー・デ・ラ・ヴィーニ号がクリアラウンドしたポルトガル、イストヴァン・マテ(ハンガリー)&シャクリヌ号、ゾスフィア・ヴァンドル(ハンガリー)&クイントゥス号がクリアラウンドしたハンガリーが、それぞれ総減点4 で2位タイにつけた。
以下、総減点8のポーランドが4位、総減点12のブルガリアが5位、総減点16で並んだホスト国・ギリシャとスペインが6位タイ、総減点21のルーマニアが最下位スタートとなった。
第2走行
第2走行でも、ノルウェーが素晴らしいパフォーマンスを展開。第1走行でもクリアラウンドをきめた3人馬が再び満点走行。総減点(第1・第2走行トータルの総減点。以下同)0をキープし、見事に優勝を飾り、10月に開催されるファイナルへの出場権を獲得すると共に、来シーズンのディビジョン1昇格を決めた。
第1走行を2位タイで折り返していたポルトガルも、ルシアナ・ディニス(ポルトガル)&ヴェルティゴ・デュ・デザート号など3人馬がクリアラウンドしたが、総減点4でわずかに及ばず。惜しくも2位に敗れたものの、ファイナル出場権は確保した。
以下、1人馬が出場辞退となったものの、残る3人馬がクリアラウンドしたポーランドが、総減点8で3位、総減点16のハンガリーが4位、総減点25のギリシャが5位、総減点28で並んだスペインとブルガリアは、合計タイム差でスペインが7位、ブルガリアが8位、総減点38のルーマニアが最下位という結果に終わった。
PHOTO:©FEI