[BHSロイヤル・インターナショナルホースショー2019/CSIO5*-NC Hickstead]
現地時間26日、BHSロイヤル・インターナショナルホースショー2019(開催地:イギリス/ヒックステッド)の期間中に行われたFEIジャンピング・ネーションズカップ2019 ヨーロッパディビジョン1 イギリス大会(国別団体戦/標準障害飛越競技/160cm)にて、スウェーデンが優勝。2位にはアイルランド、3位にはイタリアが入った。
今大会には、アイルランド・アメリカ・イギリス・イタリア・スウェーデン・ドイツ・ブラジル・ベルギーの8チーム(各チーム4人馬、トータル32人馬)が出場し、すべての人馬が2回ずつ走行。第1走行・第2走行ともに、走行を終えた4人馬のうち、減点の少ない3人馬の減点合計をチームの総減点とし、総減点の最も少ないチームが1位となる。最少総減点のチームが複数あった場合は、各チームから1人馬が出場するジャンプ・オフ(優勝決定戦)が行われる。
第1走行
第1走行では、世界ランク2位で2016リオデジャネイロ五輪個人銀メダリストのペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&ザクラメント号、フレデリック・ジョンソン(スウェーデン)&コールド・プレイ号、アンジェリー・フォン・エッセン(スウェーデン)&ルイカンQ号がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)をきめたスウェーデンが、唯一の総減点0で首位発進。
ポール・オシェア(アイルランド)&イメラルド・ファント・ヴォアホフ号、アンソニー・コルドン(アイルランド)&SFSアリスティオ号がクリアラウンドしたアイルランド、ジョス・バルーイ(ベルギー)&イゴール号、イヴ・ヴァンダーハッセルト(ベルギー)&ジュネス号がクリアラウンドしたベルギーの2チームが、総減点4で2位に並んだ。
以下、総減点5のイタリアが4位、総減点8のアメリカが5位、総減点9のブラジルが6位、総減点13のドイツが7位、ホスト国・イギリスは総減点20と出遅れ、苦しい最下位スタートとなった。
第2走行
第2走行でも、スウェーデンが堅実なパフォーマンスを披露。ロルフ・ヨーラン・ベントソン(スウェーデン)&オーク・グローヴス・カーライル号が棄権したものの、ペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&ザクラメント号とアンジェリー・フォン・エッセン(スウェーデン)&ルイカンQ号がクリアラウンド、フレデリック・ジョンソン(スウェーデン)&コールド・プレイ号も減点4でフィニッシュし、総減点(第1・第2走行トータルの総減点。以下同)4で見事にヨーロッパディビジョン1連勝を飾った。
一方、第1走行で2位タイのアイルランドは、ポール・オシェア(アイルランド)&イメラルド・ファント・ヴォアホフ号、アンソニー・コルドン(アイルランド)&SFSアリスティオ号がクリアラウンドをきめたが、残る2人馬がいずれも減点4フィニッシュ。総減点8で惜しくも2位に敗れた。
そして、イタリアが総減点10の3位で表彰台入り。第1走行で2位タイにつけていたベルギーは総減点16の4位、アメリカが総減点20の5位、ブラジルとドイツは総減点21で並んだが、合計タイム差でブラジルが6位、ドイツが7位、ホスト国・イギリスが総減点28の最下位という結果に終わった。
PHOTO:©FEI