[ラボール・インターナショナル・ジャンピング2019/CSIO5*-NC La Baule]
現地時間17日、ラボール・インターナショナル・ジャンピング2019(開催地:フランス/ラボール)の期間中に行われたFEIジャンピング・ネーションズカップ2019 フランス大会(国別団体戦/標準障害飛越競技/160cm)にて、スイスが優勝。2位にはベルギー、3位にはフランスが入った。
今大会には、アイルランド・イギリス・カナダ・スイス・フランス・ドイツ・ブラジル・ベルギーの8チーム(各チーム4人馬、トータル32人馬)が出場し、すべての人馬が2回ずつ走行。第1走行・第2走行ともに、走行を終えた4人馬のうち、減点の少ない3人馬の減点合計をチームの総減点とし、第1・第2走行トータル総減点の最も少ないチームが1位となる。最少総減点のチームが複数あった場合は、各チームから1人馬が出場するジャンプ・オフ(優勝決定戦)が行われる。
[ハイライト動画]第1走行
第1走行では、2012ロンドン五輪個人金メダリストで世界ランク1位のスティーヴ・ゲルダ(スイス)&アルブフレンズ・ビアンカ号、ニクラウス・ルッチ(スイス)&カルダノCH号がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)、ポール・エスターマン(スイス)&ロード・ペプシ号が減点4でフィニッシュしたスイスが、総減点4で首位発進。
また、世界ランク7位のピーター・デボス(ベルギー)&クライルZ号が減点14と躓いたものの、ニルス・ブリュインセルス(ベルギー)&ウタマロDエカウンシス号、グレゴリー・ワトヘルト(ベルギー)&MJT ネヴァドスS号が減点0、二コラ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&Mチリ・ウィリ号が減点4でフィニッシュしたベルギーも、同じく総減点4で首位に並んだ。
続いて、ダーラ・ケニー(アイルランド)&バロウ・デュ・レヴェントン号がクリアラウンドし、他の3人馬が減点1、減点4、減点4でフィニッシュしたアイルランドが、総減点5で3位につけた。以下、総減点8のフランスとブラジルが4位タイ、総減点10のドイツが6位、総減点18のイギリスが7位、総減点19のカナダが最下位スタートとなった。
第2走行
勝負を決する第2走行では、第1走行で首位に並んだ2チームが接戦を展開する。スイスはスティーヴ・ゲルダ(スイス)&アルブフレンズ・ビアンカ号、ニクラウス・ルッチ(スイス)&カルダノCH号、ポール・エスターマン(スイス)&ロード・ペプシ号の3人馬がクリアラウンドし、総減点(第1・第2走行トータルの総減点。以下同)4をキープ。
対するベルギーは、ニコラ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&Mチリ・ウィリ号、ニルス・ブリュインセルス(ベルギー)&ウタマロDエカウンシス号がクリアラウンドをきめたものの、ピーター・デボス(ベルギー)&クライルZ号が減点1、グレゴリー・ワトヘルト(ベルギー)&MJT ネヴァドスS号が減点4でのフィニッシュ。総減点5で全走行を終えたため、スイスが見事にFEIネーションズカップ・フランス大会を制し、ベルギーは惜しくも2位に敗れた。
続いて、ホスト国・フランスが表彰台最後の一枠を確保。リオデジャネイロ五輪団体金メダリストのペネロペ・ルプレボ(フランス)&バンクーバー・デ・ランロール号をはじめとする4人馬すべてがクリアラウンドする会心のパフォーマンスにより、総減点8で3位となった。
以下、総減点9のアイルランドが4位、総減点12のブラジルが5位、総減点15のドイツが6位、総減点24のイギリスが7位、総減点50のカナダが最下位という結果に終わり、ヨーロッパディビジョン1はまずスイスが首位に立った。
PHOTO:©FEI