カナダがFEIネーションズカップ・アメリカ大会を快勝/HITSオカラ・ウィンター・フェスティバル2018

FEIネーションズカップ

[HITSオカラ・ウィンター・フェスティバル2018/CSIO5*-NC Ocala]

現地時間18日、HITSオカラ・ウィンター・フェスティバル2018(開催地:アメリカ/フロリダ州オカラ)の期間中に行われたFEIジャンピング・ネーションズカップ2018 北中米・カリブ海ディビジョン アメリカ大会(国別団体戦/標準障害飛越競技/160cm)にて、カナダが優勝。2位にはブラジル、3位にはアイルランドが入った。

今大会には、アイルランド・アメリカ・カナダ・メキシコ・ドイツ・ブラジルの6チーム(各チーム4人馬、トータル24人馬)が出場し、全人馬が2回ずつ走行。第1走行・第2走行ともに、走行を終えた4人馬のうち、減点の少ない3人馬の減点合計をチームの総減点とし、第1・第2走行トータル総減点の最も少ないチームが1位となる。最少総減点のチームが複数あった場合は、各チームから1人馬が出場するジャンプ・オフ(優勝決定戦)が行われる。

[ハイライト動画]

第1走行

第1走行で首位に立ったのはカナダ。2008北京五輪個人金メダリストのエリック・ラマーズ(カナダ)&ココ・ボンゴ号、過去10度の五輪に出場しているイアン・ミラー(カナダ)&ディクソン号の2人馬がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)。ティファニー・フォスター(カナダ)&ブライトン号が減点4でフィニッシュし、総減点4で第2走行へ進んだ。

2位につけたのはドイツ。アンドレ・ティエメ(ドイツ)&コンテンドリックス号、メレディス・マイケルズ・ベアーバウム(ドイツ)&ダイシー号がクリアラウンド。マーカス・ベアーバウム(ドイツ)&クール・ハンド・ルーク号が減点4で走行を終え、総減点4。タイム差で2位スタートとなった。

続いて、ロドリゴ・ランブレ(ブラジル)&コールマン号、ユーリ・マンスール(ブラジル)&インフェルノ号が減点0、フェリペ・アマラル(ブラジル)&プレミア・カーゾスBZ号が減点8でフィニッシュしたブラジルが総減点8で3位に。

ホスト国・アメリカは、世界ランク3位のマクレーン・ウォード(アメリカ)&HHカラス号がまさかの減点12。2008北京五輪団体金メダルを獲得したチームのメンバーであるビージー・マッデン(アメリカ)、ローラ・クラウト(アメリカ)はいずれも減点4。ローレン・ハウ(アメリカ)も減点8で走行を終えたため、総減点16の4位スタートと出遅れた。

また、アイルランドも同じく総減点16で第1走行を終えたが、タイム差で5位に。メキシコは総減点26で最下位スタートとなった。

第2走行

首位のカナダは、エリック・ラマーズ(カナダ)&ココ・ボンゴ号、イアン・ミラー(カナダ)&ディクソン号が第1走行に続けてのクリアラウンド。フランソワ・ラモンターニュ(カナダ)&シャネル・ドゥ・カルヴァリエ号が減点4でフィニッシュ。総減点(※第1・第2走行トータルの総減点。以下同)8で見事に優勝を飾った。

一方、2位につけていたドイツは急失速。アンドレ・ティエメ(ドイツ)&コンテンドリックス号、マーカス・ベアーバウム(ドイツ)&クール・ハンド・ルーク号が減点12。メレディス・マイケルズ・ベアーバウム(ドイツ)&ダイシー号は減点4で走行を終えたものの、クリスチャン・ハイネキン(ドイツ)&NKHカルーソ号が落馬失権となり、総減点32で表彰台圏外に脱落した。

代わって、第2走行の総減点を8でまとめたブラジルが総減点16で2位に浮上。アイルランドとアメリカいずれも総減点8でフィニッシュ。総減点24で並んだが、合計タイム差により、アイルランドが3位に。ホスト国・アメリカは4位に終わり、ホームで表彰台を逃す苦々しい開幕戦となった。

PHOTO:©FEI