[CSIOザンクトガレン2018/CSIO5*-NC St.Gallen]
現地時間3日、CSIOザンクトガレン2018(開催地:スイス/ザンクトガレン)の期間中に行われたFEIジャンピング・ネーションズカップ2018 ヨーロッパディビジョン1 スイス大会(国別団体戦/標準障害飛越競技/160cm)にて、フランスが優勝。2位にはスイス、3位にはベルギーが入った。
今大会には、イギリス・スイス・スペイン・ドイツ・フランス・ブラジル・ベルギーの7チーム(各チーム4人馬、トータル28人馬)が出場し、全人馬が2回ずつ走行。第1走行・第2走行ともに、走行を終えた4人馬のうち、減点の少ない3人馬の減点合計をチームの総減点とし、第1・第2走行トータル総減点の最も少ないチームが1位となる。最少総減点のチームが複数あった場合は、各チームから1人馬が出場するジャンプ・オフ(優勝決定戦)が行われる。
[ハイライト動画]第1走行
第1走行では、マシュー・ビロット(フランス)&シヴァ・ダモリー号、アレクサンドラ・フランカート(フランス)&ヴォルネイ・ドゥ・ボワデヴィル号、ニコラス・デルモット(フランス)&アイレックスVP号の3人馬がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)したフランスが唯一の総減点0フィニッシュ。オリヴィエ・ロバート(フランス)が棄権し、3人馬で戦うハンディキャップを背負ったものの、見事なリカバリーで首位スタートを切った。
続いて、スティーヴ・ゲルダ(スイス)&ビアンカ号、マーティン・フックス(スイス)&チャップリン号がクリアラウンド。ワーナー・マフ(スイス)&ダイムラー号、ビート・マンドリ(スイス)&ダサリー号が減点4でフィニッシュしたスイスが総減点4で2位につけた。
以下、ベルギーが総減点9で3位、ヨーロッパディビジョン1連勝を狙うブラジルが総減点12で4位、総減点16で並んだドイツとスペインは、タイム差でスペインが5位、ドイツが6位、イギリスが総減点17で最下位スタートとなった。
第2走行
第2走行でもフランスが圧巻のパフォーマンスを披露。第1走行に続いて、出場3人馬がすべてクリアラウンド。総減点0(第1・第2走行トータルの総減点。以下同)で文句なしの優勝を飾り、今シーズンのFEIネーションズカップ・ヨーロッパディビジョン1初勝利を上げた。
一方、逆転を狙ったホスト国・スイスは、マーティン・フックス(スイス)&チャップリン号が棄権し、フランスと同じく3人馬で戦いを余儀なくなされる。そして、2人馬は減点0でフィニッシュしたものの、1人馬が減点4フィニッシュ。総減点8に終わり、母国での優勝は叶わなかった。
表彰台最後の一席は総減点13のベルギーの手に。また、第2走行で3人馬がクリアラウンドしたドイツが総減点16で4位、総減点17のイギリスが5位、総減点20のスペインが6位、総減点21のブラジルが最下位という結果に終わった。
PHOTO:©FEI