[CSIOシャモリーン2018/CSIO5*-NC Samorin]
現地時間29日、CSIOシャモリーン2018(開催地:スロバキア/シャモリーン)の期間中に行われたFEIジャンピング・ネーションズカップ2018 ヨーロッパディビジョン1 スロバキア会(国別団体戦/標準障害飛越競技/160cm)にて、スイスが優勝。2位にはアイルランド、3位にはベルギーが入った。
今大会には、アイルランド・イタリア・スイス・スウェーデン・スペイン・ドイツ・ブラジル・ベルギーの8チーム(各チーム4人馬、トータル32人馬)が出場し、全人馬が2回ずつ走行。第1走行・第2走行ともに、走行を終えた4人馬のうち、減点の少ない3人馬の減点合計をチームの総減点とし、第1・第2走行トータル総減点の最も少ないチームが1位となる。最少総減点のチームが複数あった場合は、各チームから1人馬が出場するジャンプ・オフ(優勝決定戦)が行われる。
[ハイライト動画]第1走行
第1走行では、ワーナー・マフ(スイス)&ダイムラー号、マーティン・フックス(スイス)&チャップリン号、世界ランク9位のスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ハンナ号がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)し、ポール・エスターマン(スイス)&カーティス・シット号が減点8で走行を終えたスイスが総減点0で首位に。
ピエリ・ジョルジオ・ブッチ(イタリア)&ドリアンドリア号、ブルーノ・チミリ(イタリア)&タワー・ムーシュ号がクリアラウンドし、ルカ・マルツィアーニ(イタリア)&トーキョー・デュ・ソレイユ号が減点4、世界ランク10位のアルベルト・ゾルツィ(イタリア)&ヴァンナン号が減点8でフィニッシュしたイタリアが総減点8で2位につけた。
また、総減点5で並んだアイルランドとブラジルが、合計タイム差でそれぞれ3位、4位に。以下、5位に総減点8のスウェーデン、同じく総減点8のベルギーが合計タイム差で6位、総減点20のドイツが7位、総減点26のスペインが最下位スタートとなった。
第2走行
総減点0でフィニッシュするチームが一つも現れない混戦の第2走行。スティーヴ・ゲルダ(スイス)&ハンナ号が棄権したものの、マーティン・フックス(スイス)&チャップリン号が第1走行に続けてクリアラウンドし、他2人馬が減点4、減点5で走行を終えたスイスの総減点を9(第1・第2走行トータルの総減点。以下同)にとどめ、見事に優勝を飾った。
一方、第1走行で2位につけていたイタリアは大ブレーキ。総減点20で優勝争いに絡めず、表彰台圏外へ転落する。代わって、順位を上げたのはアイルランド。ポール・オシェア(アイルランド)&スカラ・グレンズ・マチュピチュ号がクリアラウンドし、シェーン・ブリーン(アイルランド)&イプスウィッチ・ヴァン・デ・ウォルフサカー号、シェーン・スウィートナム(アイルランド)&チャキZ号が減点4で走行を終え、総減点13で2位に入った。
また、同じく総減点8でフィニッシュしたベルギーが総減点16で3位、トータル総減点18のブラジルが4位に。総減点20で並んだイタリアとスウェーデンが5位タイに。総減点24のドイツが7位、総減点38のスペインが最下位という結果に終わった。
PHOTO:©FEI