[CSIOソポト2018/CSIO5*-NC Sopot]
現地時間17日、CSIOソポト2018(開催地:ポーランド/ソポト)期間中に行われたFEIジャンピング・ネーションズカップ2018ヨーロッパディビジョン1 ポーランド大会(国別団体戦/標準障害飛越競技/160cm)にて、ベルギーが優勝。2位にはフランス、3位にはアメリカが入った。
今大会には、アメリカ・イタリア・スウェーデン・スペイン・ドイツ・フランス・ベルギー・ポーランドの8チーム(各チーム4人馬、トータル32人馬)が出場し、全人馬が2回ずつ走行。第1走行・第2走行ともに、走行を終えた4人馬のうち、減点の少ない3人馬の減点合計をチームの総減点とし、総減点の最も少ないチームが1位となる。最少総減点のチームが複数あった場合は、各チームから1人馬が出場するジャンプ・オフ(優勝決定戦)が行われる。
[ハイライト動画]第1走行
第1走行では、オリヴィエ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&Mイッカー号、ジェローム・ゲリー(ベルギー)&ガーフィールド・デ・ティジ・デ・テンプリエ号がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)し、ニール・ブリンシール(ベルギー)&キャス・デ・リベルテ号が規定タイムオーバーの減点1でフィニッシュしたベルギーが総減点1で首位発進。
続いて、エース格のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)が減点8とつまずいたものの、他の3人馬が減点0、減点0、減点4とリカバリーしたスウェーデンが総減点4で2位につけた。
また、フランス、アメリカ、ドイツの3チームが総減点8で3位タイ。以下、総減点10のスペインが6位、総減点13のイタリアが7位、総減点14のホスト国・ポーランドが最下位スタートとなった。
第2走行
ニール・ブリンシール(ベルギー)が棄権したため、3人馬で第2走行へ臨んだベルギー。オリヴィエ・フィリッパーツ(ベルギー)&H&Mイッカー号が減点8、ジェローム・ゲリー(ベルギー)&ガーフィールド・デ・ティジ・デ・テンプリエ号も減点4でのフィニッシュとなったが、ピーター・デボス(ベルギー)&クライアZ号が見事にクリアラウンド。総減点を13(第1・第2走行トータルの総減点。以下同)にとどめ、後続のチームを振り切り、優勝を飾った。
一方、第1走行で2位につけていたスウェーデンは、ヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&ニュートン・アボット号、フレデリック・ジョンソン(スウェーデン)&コールド・プレイ号が減点4、エヴェリナ・トヴェク(スウェーデン)&ミルズ・シェリダン号が減点20と急失速。総減点24で4位に後退する。
代わって、浮上したのがフランス。ケビン・スタウト(フランス)&フォー・ジョイ・ファント・ゾーグフリートHDC号、オリヴィエ・ロバート(フランス)&エロス号がクリアラウンド、ニコラス・デルモット(フランス)&ヴァガボンド・デ・ラ・ポーム号が減点8でフィニッシュし、総減点16で2位に入った。
以下、総減点21のアメリカが3位で表彰台を確保。減点24のポーランドとスウェーデンが4位タイ。総減点27のスペインが6位、総減点29のイタリアが7位、総減点32のドイツが最下位という結果に終わった。
PHOTO:©FEI