オーストリア、ハンガリーの2チームがFEIネーションズカップ・ファイナル出場権を獲得/CSIOブダペスト2018

FEIネーションズカップ

[CSIOブダペスト2018/CSIO5*-NC Budapest]

現地時間12日、CSIOブダペスト2018(開催地:ハンガリー/ブダペスト)の期間中に行われたFEIジャンピング・ネーションズカップ2018 ヨーロッパディビジョン2 ファイナル ハンガリー大会(国別団体戦/標準障害飛越競技/160cm)にて、オーストリアが優勝。2位にはハンガリー、3位にはノルウェーが入った。

今大会には、オーストリア・ギリシャ・チェコ・ノルウェー・ハンガリー・ブルガリア・ポーランド・ポルトガルの8チーム(各チーム4人馬、トータル28人馬)が出場し、すべての人馬が2回ずつ走行。第1走行・第2走行ともに、走行を終えた4人馬のうち、減点の少ない3人馬の減点合計をチームの総減点とし、総減点の最も少ないチームが1位となる。最少総減点のチームが複数あった場合は、各チームから選ばれた1人馬が出場するジャンプ・オフ(優勝決定戦)が行われる。

[ハイライト動画]

第1走行

第1走行では、ジュリア・ハウトザハー・カイサー(オーストリア)&ステルホフス・カエターノZ号、フェリックス・コラー(オーストリア)&キャプテン・フューチャー3号、マックス・クーナー(オーストリア)&PSGファイナル号の3人馬がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)し、クリスチャン・ロムバーグ(オーストリア)&サファ・デ・ラクス号が減点4でフィニッシュしたオーストリアが唯一の総減点0で首位発進。

続いて、ハンガリー・ポルトガル・チェコの3チームが総減点4で2位タイに。以下、総減点9のノルウェーが5位、総減点12のブルガリアが6位、総減点16のポーランドが7位、総減点21のギリシャが最下位スタートとなった。

第2走行

第2走行でも、オーストリアが素晴らしいパフォーマンスを披露。マックス・クーナー(オーストリア)&PSGファイナル号が1落下したものの、他の3人馬がダブルクリアラウンドをきめて、総減点(第1・第2走行トータルの総減点。以下同)0でフィニッシュ。見事に大会を制し、総減点12で2位に入ったホスト国・ハンガリーと共に、FEIジャンピング・ネーションズカップ・ファイナルへの出場権を獲得。オーストリアは来シーズンからのヨーロッパディビジョン1昇格も決定した。

一方、総減点13で3位に入ったノルウェーはわずか1点差でファイナル出場権獲得ならず。そして、ルシアナ・ディニス(ポルトガル)&レノックス号がクリアラウンドしたものの、他の3人馬が減点8で走行を終えたポルトガルが総減点20で4位に。同じく総減点20のチェコは合計タイム差により5位、総減点24のポーランドが6位、総減点38のギリシャが7位、総減点52のブルガリアが最下位という結果に終わった。

PHOTO:©FEI