[BHSロイヤル・インターナショナルホースショー2018/CSIO5*-NC Hickstead]
現地時間29日、BHSロイヤル・インターナショナルホースショー2018(開催地:イギリス/ヒックステッド)の期間中に行われたFEIジャンピング・ネーションズカップ2018 ヨーロッパディビジョン1 イギリス大会(国別団体戦/標準障害飛越競技/160cm)にて、アイルランドが優勝。2位にはイギリス、3位にはブラジルが入った。
今大会には、アイルランド・イギリス・イタリア・オランダ・スウェーデン・ブラジル・ベルギーの7チーム(各チーム4人馬、トータル28人馬)が出場し、全人馬が2回ずつ走行。第1走行・第2走行ともに、走行を終えた4人馬のうち、減点の少ない3人馬の減点合計をチームの総減点とし、総減点の最も少ないチームが1位となる。最少総減点のチームが複数あった場合は、各チームから1人馬が出場するジャンプ・オフ(優勝決定戦)が行われる。
[ハイライト動画]第1走行
総減点0で走行を終えるチームが1つも現れない混戦となった第1走行では、リッチー・モロニ―(アイルランド)&フリースタイル・デ・ミューズ号がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)し、他の3人馬が減点4でフィニッシュしたアイルランドが総減点8でフィニッシュ。
また、エース格のスコット・ブラッシュ(イギリス)が失権となったものの、ウィリアム・ウィテカー(イギリス)&ウタマロ・デカウシンズ号がクリアラウンドし、他の2人馬が減点4で走行を終えたホスト国・イギリスも総減点8となり、この2チームが首位タイで並んだ。
また、ベルギーが総減点9で3位、ブラジル、スウェーデン、オランダの3チームが総減点16で4位タイ、イタリアが総減点17で最下位スタートとなった。
第2走行
第2走行もアイルランド、イギリスの2チームが首位争いを展開。アイルランドはマイケル・ダフィー(アイルランド)&エフス・トップ・コンテンダー号がクリアラウンドしたものの、他の3人馬が減点4・減点4・棄権に終わり、総減点(第1・第2走行トータルの総減点。以下同)は16に。
一方のイギリスも、アマンダ・ダービーシャー(イギリス)&ルイバンタBH号がクリアラウンドをきめたが、他の3人馬が減点4・減点4・失権という結果に終わり、こちらも総減点16でフィニッシュ。この結果、各チーム代表1人馬によるジャンプ・オフが行われることになった。
なお、第2走行終了時点で、総減点20のブラジルが3位、総減点24のスウェーデンが4位、総減点25のベルギーが5位、総減点30のイタリアが6位、第2走行を棄権したオランダが最下位に確定した。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
アイルランドからはアントニー・コルドン(アイルランド)&SFSアリスティオ号、イギリスからはホリー・スミス(イギリス)&ハーツ・デスティニー号が出場したジャンプ・オフ。
両人馬ともにクリアラウンドをきめたが、タイムはコルドンが41.29秒、スミスが43.39秒でフィニッシュ。以上の結果、アイルランドがホスト国・イギリスを退け、見事にFEIジャンピング・ネーションズカップ・イギリス大会を制した。
PHOTO:©FEI