アイルランドがFEIネーションズカップ・カナダ大会を快勝。アメリカ、カナダがファイナル出場権獲得/オドラム・ブラウンBCオープン2018

FEIネーションズカップ

[オドラム・ブラウンBCオープン2018/CSIO5*-NC Langley]

現地時間3日、オドラム・ブラウンBCオープン2018(開催地:カナダ/ラングリー)期間中に行われたFEIジャンピング・ネーションズカップ2018 北中米・カリブ海ディビジョン カナダ大会(国別団体戦/標準障害飛越競技/160cm)にて、アイルランドが優勝。2位にはカナダ、3位にはメキシコが入った。

今大会には、アイルランド、アメリカ、カナダ、ブラジル、メキシコの5チーム(各チーム4人馬、トータル20人馬)が出場し、すべての人馬が2回ずつ走行。第1走行・第2走行ともに、走行を終えた4人馬のうち、減点の少ない3人馬の減点合計をチームの総減点とし、第1・第2走行トータル総減点の最も少ないチームが1位となる。最少総減点のチームが複数あった場合は、各チームから選ばれた1人馬が出場するジャンプ・オフ(優勝決定戦)が行われる。

[ハイライト動画]

第1走行

第1走行では、リッチー・モロニ―(アイルランド)&カラビスZ号がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)し、ブライアン・コルネン(アイルランド)&ディーノ号、コナー・スワイル(アイルランド)&ルーベンスLSラ・シラ号が規定タイムオーバーの減点1でフィニッシュしたアイルランドが総減点2で首位スタート。

一方、他の4チームは次々とバーを落とし、クリアラウンドしたのは、ティファニー・フォスター(カナダ)&ビクター号のみ。フォスターの奮闘で総減点を13にとどめたホスト国・カナダが2位につけ、総減点20のメキシコが3位、総減点23のアメリカが4位、総減点31のブラジルが最下位スタートとなった。

第2走行

コナー・スワイル(アイルランド)&ルーベンスLSラ・シラ号が棄権し、3人馬での戦いとなったアイルランドだったが、リッチー・モロニ―(アイルランド)&カラビスZ号が第1走行に続けてクリアラウンド。さらに、ブライアン・コルネン(アイルランド)&ディーノ号が減点9、ダニエル・コイル(アイルランド)&チータ号が減点1でフィニッシュ。総減点を12(第1・第2走行トータルの総減点。以下同)にとどめ、見事に優勝を飾った。

続いて、ティファニー・フォスター(カナダ)&ビクター号がクリアラウンドをきめたカナダが総減点5でフィニッシュ。総減点18で惜しくも2位となり、以下、総減点25のメキシコが表彰台最後の一枠を確保。総減点34のアメリカが4位、総減点40のブラジルが最下位という結果に終わった。

今大会をもって、FEIジャンピング・ネーションズカップ2018 北中米・カリブ海ディビジョン全3戦が終了。1位は290ポイントのカナダ、2位は235ポイントのアメリカ、3位は215ポイントのメキシコとなり、カナダとアメリカの2チームがFEIジャンピング・ネーションズカップ・ファイナルの出場権を獲得した。

PHOTO:©FEI