[FEIヨーロッパ選手権2023/European Championship Jumping Milano]
現地時間31日および1日、FEIヨーロッパ選手権2023(開催地:イタリア/ミラノ)に行われた個人戦2次予選 兼 団体戦決勝(標準障害飛越競技/160cm)にて、スウェーデンが団体金メダルを獲得。続いて、アイルラウンドが団体銀メダル、オーストリアが団体銅メダルに輝いた。
団体戦決勝
ラウンド1
団体戦決勝には、アイルランド・イギリス・イタリア・オーストリア・オランダ・スイス・スウェーデン・スペイン・デンマーク・ドイツ・ハンガリー・フランス・ベルギー・ポーランド・ポルトガルの15チームが出場。各チーム4人馬が走行し、個人成績上位3人馬の総減点で順位が争われた。
ラウンド1では、マーカス・アーニング(ドイツ)&スターゴールド号、フィリップ・ワイスハウプト(ドイツ)&ジンデイ号、ゲリット・ニーバーグ(ドイツ)&ベン431号、ヤナ・ワージャース(ドイツ)&リムブリッジ号の4人馬が出場したドイツが総減点9.31で団体首位に浮上。
ヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&イリアナ号、イェンス・フレデリクソン(スウェーデン)&マルカン・コスモポリト号など4人馬が出場したスウェーデンは総減点9.51で団体2位、マーティン・フックス(スイス)&レオーネ・ジェイ号、スティーヴ・ゲルダ(スイス)&ダイナミクス・デ・ベルヘム号など4人馬が出場したスイスは総減点9.92で団体3位に後退した。
以下、総減点10.00のアイルランド、総減点16.77のオーストリア、総減点18.42のイタリア、総減点19.29のオランダ、総減点21.59のスペイン、総減点22.47のフランス、総減点24.42のイギリスという上位10チームまでがラウンド2へ進出。11位以下のベルギー、デンマーク、ポーランド、ポルトガル、ハンガリーの5チームはここで姿を消している。
団体戦決勝
ラウンド2
迎えたラウンド2では、イェンス・フレデリクソン(スウェーデン)&マルカン・コスモポリト号、ロルフ・ヨーラン・ベントソン(スウェーデン)&ズッケロ号、ウィルマ・ヘルストロム(スウェーデン)&チッチBJN号の3人馬がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)、ヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&イリアナ号が減点4でフィニッシュしたスウェーデンが総減点9.51で見事に団体金メダルを獲得。2020東京五輪、FEI世界馬術選手権大会2022に続いてのビッグタイトル戴冠をはたした。
続いて、マイケル・ダフィー(アイルランド)&シンカ3号がクリアラウンド、シェーン・スウィートナム(アイルランド)&ジェームズ・カン・クルス号、トレバー・ブリーン(アイルランド)&ハイランド・プレジデント号が減点4でフィニッシュしたアイルランドが総減点18.00で団体銀メダル、マックス・クーナー(オーストリア)&エレクトリック・ブルーP号がクリアラウンド、ガーフリード・パック(オーストリア)&エクイトロン ナクセルV号が減点2、アレッサンドラ・ライヒ(オーストリア)&オエリR号が減点4でフィニッシュしたオーストリアが総減点22.77で団体銅メダルを獲得した。
以下、ドイツが総減点25.31で団体4位、スペインが総減点25.59で団体5位、前回大会チャンピオンのスイスが総減点25.92で団体6位、オランダが総減点26.29で団体7位、フランスが総減点34.47で団体8位、イギリスが総減点37.42で団体9位、イタリアが総減点40.42の団体10位という結果に終わっている。
PHOTO:©FEI