スイスが団体戦決勝第1ラウンドで首位に浮上/FEIヨーロッパ選手権2021

世界選手権・大陸選手権

[FEIヨーロッパ選手権2021/FEI European Championships]

現地時間2日、FEIヨーロッパ選手権2021(開催地:ドイツ/リーゼンベック)3日目に行われた団体戦決勝第1ラウンド 兼 個人戦2次予選(標準障害飛越競技/160cm)にて、スイスが首位に浮上し、2位にドイツ、3位にスウェーデンがつけた。

団体戦決勝第1ラウンドには、アイルランド・イギリス・イタリア・オーストリア・オランダ・スイス・スペイン・スウェーデン・チェコ・デンマーク・トルコ・ドイツ・ノルウェー・フランス・ベルギーの15チームが出場。各チーム3~4人馬が走行し、上位3人馬の総減点(1次予選と決勝第1ラウンドのトータル減点)により順位を決定。上位10チームが3日の第2ラウンドに進出する。

前回王者のマーティン・フックス(スイス)が個人戦2次予選で首位に浮上/FEIヨーロッパ選手権2021

団体戦決勝第1ラウンド

15チームが出場した団体戦決勝第1ラウンドでは、世界ランク2位でFEIヨーロッパ選手権個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)&レオーネ・ジェイ号、同ランク4位で2012ロンドン五輪個人金メダリストのスティーヴ・ゲルダ(スイス)&アルブフレンズ・マッドドッグス号ら3人馬がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)したスイスが、総減点(1次予選と決勝第1ラウンドのトータル減点。以下同)5.47をキープし、首位に浮上。

続いて、クリスチャン・ククック(ドイツ)&ムンバイ号、アンドレ・ティエメ(ドイツ)&DSPチャカリア号がクリアラウンドし、デビッド・ウィル(ドイツ)&Cヴィアー号が減点4でフィニッシュしたドイツが、総減点8.77で2位に。1次予選で首位に立っていたスウェーデンは、ロルフ・ヨーラン・ベントソン(スウェーデン)&エルミンドW号がクリアラウンドしたものの、他の3人馬がすべて減点4でフィニッシュ。総減点11.59で3位に後退した。

以下、前回王者のベルギーが総減点17.34で4位、アイルランドが総減点20.73で5位、フランスが総減点21.15で6位、デンマークが総減点29.45で7位、イギリスが総減点33.18で8位、スペインが総減点34.52で9位、オーストリアが総減点36.21で10位に入り、ここまでの10チームが3日の決勝第2ラウンドへと駒を進めた。

なお、この時点で総減点36.97のオランダが11位、総減点40.11のイタリアが12位、総減点43.76のノルウェーが13位、総減点61.55のトルコが14位、失権となったチェコが最下位に確定し、この5チームが予選敗退となった。

PHOTO:©FEI