ダニエル・ドイサー(ドイツ)がVDLグループ賞を制する/ダッチ・マスターズ2021

ロレックス・グランドスラム

[ダッチ・マスターズ2021/CSI5*RGS(ロレックス・グランドスラム)’s-Hertogenbosch]

現地時間23日、ダッチ・マスターズ2021(開催地:オランダ/ スヘルトーヘンボス)初日に行われたVDLグループ賞(標準障害飛越競技238.2.2/155cm)にて、ダニエル・ドイサー(ドイツ)&カサルヴァノ号が優勝。2位にキム・エメン(オランダ)&ジャック・ファン・ヘット・デンネホフ号、3位にガイア・ガリクセン(ノルウェー)&VDLグループ・クアトロ号が入った。

第1走行

出場41人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は、2番のクリスチャン・ククック(ドイツ)&チェッカー47号。続く3番のキム・エメン(オランダ)&ジャック・ファン・ヘット・デンネホフ号も減点0でフィニッシュし、ジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立する。

その後、世界ランク2位のダニエル・ドイサー(ドイツ)&カサルヴァノ号、同ランク8位のスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ヴィンセント号、18位のジョス・バルーイ(ベルギー)&ヴァルーン号、ローラ・クラウト(アメリカ)&コンフ号、ガイア・ガリクセン(ノルウェー)&VDLグループ・クアトロ号、ロドリゴ・ギエステイラ・アルメイダ(ポルトガル)&Gbセリーヌ号、マルク・ハウトザハー(オランダ)&ステルホフス・ダンテ号、オリヴィエ・フィリッパーツ(ベルギー)&ㇽ・ブルー・ダイアモンド V’T ルイターショフ号など12人馬がクリアラウンド。トータル14人馬がジャンプ・オフへ駒を進めた。

なお、世界ランク1位で2012ロンドン五輪個人金メダリストのスティーヴ・ゲルダ(スイス)、同ランク4位で2016リオデジャネイロ五輪個人銀メダリストのペダー・フレデリクソン(スウェーデン)は減点12、世界ランク6位のピーター・デボス(ベルギー)は減点1、同ランク7位のケント・ファリントン(アメリカ)は減点8、13位のクリスチャン・アールマン(ドイツ)は減点2、17位のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)は減点13、19位のハリー・スモルダーズ(オランダ)は減点5でのフィニッシュとなり、いずれもジャンプ・オフ進出を逃している。

ジャンプ・オフ(優勝決定戦)

4人馬が出場を辞退したため、10人馬で争われたジャンプ・オフでは、2番目のキム・エメン(オランダ)&ジャック・ファン・ヘット・デンネホフ号が36.31秒でクリアラウンド。先に減点4で走行を終えていたクリスチャン・ククック(ドイツ)&チェッカー47号をかわして、首位に立つ。

3番目のローラ・クラウト(アメリカ)&コンフ号、4番目のガイア・ガリクセン(ノルウェー)&VDLグループ・クアトロ号も減点0で続くが、タイムはクラウトが39.65秒、ガリクセンが39.19秒。5番目のロドリゴ・ギエステイラ・アルメイダ(ポルトガル)&Gbセリーヌ号、6番目のスコット・ブラッシュ(イギリス)&ハロー・ヴィンセント号は減点4。7番目のマルク・ハウトザハー(オランダ)&ステルホフス・ダンテ号はクリアラウンドするが、タイムは39.47秒でこちらもエメンには届かない。

しかし、8番目のダニエル・ドイサー(ドイツ)&カサルヴァノ号が35.66秒でクリアラウンド。一番時計を0.65秒だけ更新して首位に躍り出ると、9番目のジョス・バルーイ(ベルギー)&ヴァルーン号、最終10番目のオリヴィエ・フィリッパーツ(ベルギー)&ㇽ・ブルー・ダイアモンド V’T ルイターショフ号はいずれも減点4でフィニッシュ。

以上の結果、ダニエル・ドイサー(ドイツ)&カサルヴァノ号が見事にVDLグループ賞を制し、優勝賞金10,000ユーロ(約130万円)を獲得した。

PHOTO: Rolex Grand Slam/Peggy Schröder