[ダッチ・マスターズ2019/CSI5*RGS(ロレックス・グランドスラム)’s-Hertogenbosch]
現地時間18日、ダッチ・マスターズ2019(開催地:オランダ/ スヘルトーヘンボス)最終日に行われたロレックスグランプリ(標準障害飛越競技/160cm)にて、ヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&トヴェクス・マリー・ロウ号が優勝。2位はスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ビアンカ号、3位にはペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&H&MクリスチャンK号が入った。
ハイライト動画第1走行
出場40人馬のうち、最初のクリアラウンド(減点0で走行を終えること)は28番、2012ロンドン五輪個人金メダリストで世界ランク1位のスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ビアンカ号。続いて、34番のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&トヴェクス・マリー・ロウ号が減点0でフィニッシュし、ここでジャンプ・オフ(優勝決定戦)が成立となる。
その後、クリアラウンドをしたのは、2016リオデジャネイロ五輪個人銀メダリストで世界ランク6位のペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&H&MクリスチャンK号、昨年の同競技を制したニルス・ブリュインセルス(ベルギー)&ガンシア・デ・ミューズ号の2人馬のみとなり、ジャンプ・オフは4人馬で争われることとなった。
なお、世界ランク4位タイのハリー・スモルダーズ(オランダ)は減点4、マーカス・アーニング(ドイツ)は減点5、2016リオデジャネイロ五輪団体金メダリストのケビン・スタウト(フランス)、同五輪団体銀メダリストのケント・ファリントン(アメリカ)は減点8でいずれもジャンプ・オフ進出を逃した。
ジャンプ・オフ(優勝決定戦)
迎えたジャンプ・オフでは、トップバッターのスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ビアンカ号が第1走行に続いてクリアラウンド。41.08秒の好タイムをマークし、後続の人馬にプレッシャーをかける。
しかし、2番目のヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&トヴェクス・マリー・ロウ号がそのタイムを0.63秒上回る40.45秒でクリアラウンド。ゲルダをかわして、堂々首位に躍り出る。そして、3番目、連覇を狙ったニルス・ブリュインセルス(ベルギー)&ガンシア・デ・ミューズ号が途中棄権。最終4番目のペダー・フレデリクソン(スウェーデン)&H&MクリスチャンK号は1落下の減点4でフィニッシュ。
以上の結果、ヘンリク・フォン・エッカーマン(スウェーデン)&トヴェクス・マリー・ロウ号が見事にロレックスグランプリを制し、優勝賞金297,000ユーロ(約3,600万円)を獲得。新たなグランドスラム・コンテンダーとして、名乗りを上げた。
PHOTO:Rolex/Ashley Neuhof