ハリー・スモルダーズ(オランダ)がロンジングランプリを制覇/CSIOザンクトガレン2023

海外障害馬術競技会

[CSIOザンクトガレン2023/CSIO5*St.Gallen]

現地時間4日、CSIOザンクトガレン2023(開催地:スイス/ザンクトガレン)最終日に行われたロンジングランプリ(二回走行競技/160cm)にて、ハリー・スモルダーズ(オランダ)&ウリカス V/D カッテベネン号が優勝。2位にマーティン・フックス(スイス)&コミサール・ペジ号、3位にハリー・チャールズ(イギリス)&ロメオ88号が入った。

第1走行

44人馬が出場した第1走行では、世界ランク4位でFEIワールドカップ・ファイナル2022チャンピオン、FEIヨーロッパ選手権2019個人金メダリストのマーティン・フックス(スイス)&コミサール・ペジ号、同ランク5位でLGCT2017チャンピオンのハリー・スモルダーズ(オランダ)&ウリカス V/D カッテベネン号、ハリー・チャールズ(イギリス)&ロメオ88号、デニス・リンチ(アイルランド)&ヴィストグランド号など6人馬がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)し、第2走行へ進出。

さらに、減点1でフィニッシュしたユル・フライリンク(オランダ)&ロング・ジョン・シルバー3号、減点4でフィニッシュした9人馬のうち、デビッド・ウィル(ドイツ)&マイ・プリンス・ヴァン・ドルパーハイデ号など、走行タイム上位の4人馬も第2走行へ駒を進めた。なお、2012ロンドン五輪個人金メダリスト、FEIジャンピング・ワールドカップ・ファイナル2015・2016・2019チャンピオンのスティーヴ・ゲルダ(スイス)も減点4で走行を終えたが、走行タイム差で及ばず。惜しくも第2走行進出を逃している。

第2走行

迎えた第2走行では、4人馬がダブルクリアラウンドをきめて、総減点0でフィニッシュ。そのうち、トップタイムの41.43 秒をマークしたハリー・スモルダーズ(オランダ)&ウリカス V/D カッテベネン号見事にロンジングランプリを制し、優勝賞金38,125ユーロ(約572万円)を獲得した。

続いて、マーティン・フックス(スイス)&コミサール・ペジ号が総減点0、42.40秒で2位、ハリー・チャールズ(イギリス)&ロメオ88号が総減点0、45.28秒で3位、ジャニカ・スプレンジャー(スイス)&オレーリー号が総減点0、51.81秒で4位、ユル・フライリンク(オランダ)&ロング・ジョン・シルバー3号が総減点1、54.36秒で5位に入った。

ウリカス V/D カッテベネン号はドイツ産のホルシュタイナー種(11歳牡馬)。2021年よりハリー・スモルダーズ(オランダ)とコンビを組み、同年にベルギーのCSI2*でグランプリ優勝、2022年にブリュッセル・ステフェックス・マスターズ2022(CSI5* Brussels)でグランプリ3位などの成績を残している。

PHOTO:©CSIO.CH / Katja Stuppia