[CSIOスプルースメドウズ・マスターズ2019/CSIO5*Spruce Meadows]
現地時間8日、CSIOスプルースメドウズ・マスターズ2019(開催地:カナダ/スプルースメドウズ)最終日に行われたCPインターナショナル・グランプリ(二回走行競技/170cm)にて、ビージー・マッデン(アメリカ)&ダリー・ロウ号が優勝。2位にはローワン・ウィリス(オーストラリア)&ブルー・ムービー号、3位にはマックス・クーナー(オーストリア)&シャルドネ79号が入った。
[ハイライト動画]第1走行
出場51人馬のうち、世界ランク1位で2012ロンドン五輪個人金メダリストのスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ヴェナード・デ・セリシー号、同ランク6位のビージー・マッデン(アメリカ)&ダリー・ロウ号、2008北京五輪個人金メダリストのエリック・ラマーズ(カナダ)&ファイン・レディー5号がクリアラウンド(減点0で走行を終えること)で第2走行へ。
また、ローワン・ウィリス(オーストラリア)&ブルー・ムービー号、マックス・クーナー(オーストリア)&シャルドネ79号、フランク・シャッター(オランダ)&クイーンズランドE号、ウィレム・フレベ(オランダ)&ジパイアS号、イヴ・ヴァンダーハセルト(ベルギー)&ジュネス号も減点0でフィニッシュし、第2走行に進出。
続いて、規定タイムオーバーの減点1で走行を終えたエヴェリナ・トヴェク(スウェーデン)&ダリラ・デ・ラ・ポーム号、フランソワ・マシー(ベルギー)&ウーノ・デ・ラ・ローク号、カラ・チャド(カナダ)&キダモF号の3人馬、減点4で走行を終えた7人馬のうち、走行タイム最上位となったマッシモ・グロッサート(イタリア)&ラザロ・デッレ・シーブ号までの12人馬が第2走行へ駒を進めた。
なお、世界ランク2位のマーティン・フックス(スイス)&クルーニー51号は減点4、連覇を狙ったサメ・エル・ダハン(エジプト)&スマズ・ゾロ号は減点8で敗退。日本のカレン・ポーリー(木下グループ)&ウィズ・ウイングス号も減点4の17位で第1走行敗退が決まった。
第2走行
競技後半。7番目のスティーヴ・ゲルダ(スイス)&ヴェナード・デ・セリシー号が総減点(第1・第2走行の減点合計。以下同)12で優勝争いから脱落。その後、8番目のマックス・クーナー(オーストリア)&シャルドネ79号が総減点5、9番目のローワン・ウィリス(オーストラリア)&ブルー・ムービー号が総減点4でフィニッシュし、残り3人馬になった時点では、ウィリスが首位に浮上する。
10番目のフランク・シャッター(オランダ)&クイーンズランドE号は総減点12で敗退。しかし、11番目のビージー・マッデン(アメリカ)&ダリー・ロウ号が第1走行に続いてのノーミスフィニッシュ。規定タイムオーバーによる減点1はあったものの、総減点1で首位に躍り出る。
そして、最終12番目のエリック・ラマーズ(カナダ)&ファイン・レディー5号がアリーナへ。地元ファンの期待を一身に受けてスタートを切った人馬だったが、2つバーを落として総減点8でフィニッシュ。以上の結果、ビージー・マッデン(アメリカ)&ダリー・ロウ号が見事にCPインターナショナル・グランプリを制し、賞金100万カナダドル(約7,800万円)を獲得。新たなグランドスラム・コンテンダーとして名乗りを上げた。