フランス、アイルランドなど8チームがFEIネーションズカップ・ファイナル 決勝ラウンドへ進出/CSIOバルセロナ2022

FEIネーションズカップ

[CSIOバルセロナ2022/CSIO5*-NC Final Barcelona*]

現地時間29日、CSIOバルセロナ2022(開催地:スペイン/バルセロナ)大会初日にFEIジャンピング・ネーションズカップ・ファイナル2022 予選ラウンド(国別団体戦/160cm)が行われ、フランス、アイルランド、ベルギーなど上位8チームが決勝ラウンド進出をはたした。

FEIネーションズカップ・ファイナル
予選ラウンド

この競技には、アイルランド・アルゼンチン・イギリス・オランダ・カナダ・スイス・スウェーデン・スペイン・ドイツ・ノルウェー・フランス・ブラジル・ベルギー・メキシコの14チーム(各チーム3~4人馬)が出場し、全人馬が1回ずつ走行。そのうち、ジュリアン・エパイヤール(フランス)&カラコル・デ・ラ・ローク号、ケビン・スタウト(フランス)&ヴァイキング・ドゥラ・ルーセリー号、シモン・ドレストア(フランス)&カイマン・ジョリー・ジャンパー号などが出場したフランスが唯一の総減点0でフィニッシュ。予選首位で決勝ラウンドに進出した。

続いて、マーク・マコーリー(アイルランド)&ジャスコVDビショップ号、トレバー・ブリーン(アイルランド)&ハイランド・プレジデント号など4人馬が出場したアイルランドが総減点4で2位、エドゥアルド・アルバレス・アズナール(スペイン)&フル・オプション・ファント・ザンド号、マヌエル・フェルナンデス・サロ(スペイン)&ヤルリン・デ・トーレス号などが出場したスペイン、ジェローム・ゲリー(ベルギー)&ケル・オム・デ・フス号、ジル・トーマス(ベルギー)&カラヤマ号などが出場したベルギーが総減点5で3位タイに。

以下、マーティン・フックス(スイス)&レオーネ・ジェイ号などが出場したスイス、アンドレ・ティエメ(ドイツ)&DSPチャカリア号などが出場したドイツ、ハリー・スモルダーズ(オランダ)&モナコ号などが出場したオランダが総減点8で5位タイ、リリー・アットウッド(イギリス)&コアレオンVDヴィライアービーク号などが出場したイギリスが総減点12で8位となり、ここまでの8チームが大会最終日に行われる決勝ラウンドへ駒を進めた。

なお、総減点12でイギリスと並びながらも、タイム合計差で9位となったブラジル、総減点16で10位に並んだノルウェーとアルゼンチン、総減点24で12位に並んだスウェーデンとメキシコ、失権で最下位となったカナダの6チームは決勝ラウンド進出ならず。カナダを除く5チームが大会3日目に行われるチャレンジカップへ回ることとなった。

PHOTO:©FEI

CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。