メルセデスベンツネーションズカップはスイスが優勝/CHIOアーヘン 世界馬術フェスティバル2023

ロレックス・グランドスラム

[CHIOアーヘン2023/CSIO5*RGS(ロレックス・グランドスラム)Aachen]

現地時間29日、CHIOアーヘン 世界馬術フェスティバル2023(開催地:ドイツ/アーヘン)6日目にメルセデスベンツネーションズカップ(国別団体戦/160cm)が行われた。ネーションズカップには、各チーム3~4人馬が出場。各人馬が2回走行し、各走行で成績の良い3人馬の減点とタイムの合計により順位を争う。第2走行終了時に最少総減点のチームが複数あった場合は、各チーム代表1人馬によるジャンプ・オフ(優勝決定戦)が行われる。

この競技には、アメリカ・イギリス・オランダ・スイス・スウェーデン・ドイツ・フランス・ベルギーの8チームが出場。そのうち、マーティン・フックス(スイス)&コミッサール・ペジ号、スティーヴ・ゲルダ(スイス)&ヴェナード・デ・セリシー号など4人馬が出場したスイスが総減点4、走行タイム合計228.80秒(※第2走行の走行タイム合計。以下同)で見事に優勝を飾り、賞金250,000ユーロ(約3,942万円)を獲得した。

続いて、ベン・マー(イギリス)&ダラス・ベガス・バティリー号など4人馬が出場したイギリスが総減点8、走行タイム合計225.53秒で2位、グレゴリー・ワトヘルト(ベルギー)&エース・オブ・ハーツ号など4人馬が出場したベルギーも総減点8で並んだが、走行タイム合計は225.66秒でわずかに及ばず。惜しくも3位となった。

以下、アメリカが総減点12、走行タイム合計223.86秒で4位、ドイツが総減点12、走行タイム合計226.33秒で5位、スウェーデンが総減点20、走行タイム合計224.17秒で6位、フランスが総減点20、走行タイム合計225.23秒で7位、オランダが総減点39、走行タイム合計233.10秒で最下位という結果に終わっている。

PHOTO:© Rolex/Ashley Neuhof

CSI/CSIO
CSIとは国際障害馬術競技会のことであり、Concours de Saut Internationalというフランス語の略語(Sautが障害馬術の意)。CSIは競技レベルの高い方から順に、5*(ファイブスター)、4*(フォースター)、3*(スリースター)、2*(ツースター)、1*(ワンスター)という5段階のクラスが設けられている。CSI-Wの「W」はFEIワールドカップが併催されるという意味。CSIOは「Concours de Saut International Officiel」というフランス語の略語で、国別団体戦を含む国際障害馬術競技会のこと。